天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

一月の雅楽教室。

2013-01-21 09:57:03 | 雅楽教室

あけましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

一月の雅楽教室です。

先日の大雪による残雪で寒さ厳しい中、
吹き初めと雅楽教室の報恩講をおつとめいたしました。

天真寺雅楽教室のお稽古場は、本堂脇の書院。御内仏の間です。
毎月のお稽古を見守ってくださるみほとけさまにご挨拶することから
雅楽教室の一年がはじまります

平成25年は盤渉調に挑戦ヾ(^▽^)ノ
吹き初めは盤渉調の越殿楽からです。
平調の越殿楽と同じ曲のはずですが、調子が異なるとまるで別の曲(゜Д゜)
じっくりと盤渉調の風情に馴染んでゆきましょうね!!

そして、今回のお茶の時間は、報恩講であったことから
みなさんのお供えのおさがりがいっぱい!!!!!


講師のおそなえはご本山・本願寺の銘菓「松風」です

約400年前、本願寺が大坂(現在の大阪城の場所です)にあったとき
時の権力者・織田信長公と十年に及ぶ戦闘状態にあったことがありました。
そのころに「兵糧」として創られたものです。
創製当時は「犬皮(ケンピ)」とよばれる食べ物。
信長公との合戦も終結して、本願寺が京に移転したある日、久方ぶりにつくられた
松風を召し上がった顕如上人が
「わすれては 波の音かと おもふなり まくらにちかき 庭のまつかぜ」
と歌をお詠みになって「松風」と名付けられた古い由緒のお菓子です。
もちろん西本願寺の報恩講などのお供え物としてよく用いられます(・∀・)

Iさんのおそなえはお正月をことほぐお菓子「葩餅」
白い丸餅の中に小豆の汁で染めた菱餅、鮎をあらわす牛蒡、
そして雑煮を象徴する白味噌餡がつつまれています。
古来宮中や公家、また本願寺でも年頭をことほぐ食べ物とされていたもので、
現在も両陛下のお正月の御膳の一品としてたてまつられています。
有名なところでは茶道・裏千家の初釜式のお菓子として用いられています
Iさんチョイスのこの葩餅は、通常の形式をまもりつつ
思いもよらない工夫のあるお菓子でした

それからYさんの福島銘菓、Iさんの長野の「雷鳥の里」。
みなさんのお住まいの地域やお里の銘菓ですヾ(^▽^)ノ

さらに、お寺からはチーズケーキ!!
お菓子だけで満腹になりそうです。
天ちゃんブレンドコーヒーと美味しくいただきました

美味しくいただきながら、ことしのお稽古の方針や演奏活動の予定、みなさんの目標などをお話いたしました
5月と6月に宮城県と福島県のお寺から演奏の依頼をいただいています(゜Д゜)

ゆっくりと、そして確実なあゆみで実力を養い、ますます飛躍の一年にしたいですね(=゜ω゜)ノ☆

本年も天真寺雅楽会・雅楽教室を何卒宜しくお願い致しますm(__)m

次回のお稽古は
2月17日(日)15:00~
です。

(眞)


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