天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

日記のワケ

2006-05-25 23:25:32 | 天真寺
天真寺は、「門信徒会」を組織しています。
会では、毎月発行の「天真寺門信徒会だより」と仏教冊子をお送りし、皆さんに読んでいただいています。
また法座会や旅行など、さまざまな機会を通して、ご門徒さん同士がお互いの親睦を深め、お寺を支えて下さっているのです。

今日、初めて天真寺を尋ねて来て下さった方が、「門信徒会」に入会して下さいました。

お寺では、ご縁のある方には、ご入会の案内を致します。
もちろん、断られることもたびたび。。
理由は、
「ご案内をもらっても、お寺にお参りに来られないから」
「今は忙しいから、お知らせを読む暇がないから」などなど・・・

先日も入会を断られ、よくお話を伺ってみると、
「お寺から寄付を頼まれたら困る」とのこと。

こちらは仏法に遇うご縁をもっていただきたいと、お誘いしていましたが、
そう思われていたのか、とちょっとショック。

どんな世界でもそうですが、一旦中に入ってしまうと、外からのイメージが見えなくなってしまうものです。

仏教で説く法は、永遠に変わらない真理です。
そしてそれをその時々、人々に求められるように伝えるのが、お寺やお坊さんの役割です。
人々が望むものを提供しているからこそ、関心を持ってもらったり、魅力を感じてもらえるのです。
必要に迫られて変わろうとするようでは、遅いんだな~と実感。

仏教は、深くて面白い。
これからの時代に、
ますます必要とされ求められていくでしょう。
お寺やお坊さんの役割、というか必要性も、反省とともに考え直さなくてはいけません。

そういうわけで、
さまざまなイメージを持たれているお寺。
日記を読んでいただいて、少しでも身近に感じていただければ・・・という願いで始めました。

皆さまどうぞ末永くお付き合い下さい。

(静)




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