アメリカの証券大手、リーマン・ブラザーズの経営破綻で、国内の金融機関にも影響が出ています。
岩手銀行は30億円、北日本銀行は2億円の債権について「取り立て不能の恐れが生じた」と発表しました。
岩手銀行によりますと、リーマン・ブラザーズに対する債権はきょう現在で貸出金が25億円、有価証券が5億円あるということで、取引不能か、取引遅延のおそれが生じたと発表しました。リーマンは官民による救済協議が不調に終わり、きのうアメリカ連邦破産法１１条に基づく会社更正手続きを申し立てました。
負債総額は6130億ドル、日本円でおよそ64兆円と、アメリカ史上最大です。岩手銀行では9月末までにあたる中間期決算で債権の償却などを行なう予定で、業績の見通しに影響が出れば改めて発表したいとしています。また北日本銀行もリーマンの社債として2億円の債権があるということですが、業績の見通しに変更は無いとしています。
東北銀行は貸出金、社債とも取引はなく、直接の影響はないとしています。
米大手証券、リーマン・ブラザーズの経営破綻（はたん）を受け、政府は１６日
午前、緊急の金融関係閣僚会議を開いた。米金融危機の深刻化で世界同時株安が進み、日本経済への打撃も懸念される中、福田康夫首相は「いかなる事態にも万全の措置を」と閣僚らに指示した。しかし、福田首相が退陣表明し、自民党総裁選が進むレームダックの状況で思い切った手を打てるはずもなく、会議は「現時点で日本の金融機関の経営に重大な影響はない」（茂木敏充金融担当相）ことを確認しただけに終わった。
というような現状で政府の言い方と金融関係者では、相当の隔たりがある現状をどう捉えるのか難しい問題になってきました。
以前に、リーマンブラザーズをモデルにした？映画。主演がエディ・マーフィーで貧乏のどん底のエディを大富豪にする賭けをした兄弟が、最後には、エディに負けて一文無し！になるというようなストーリーでしたが、今回の破綻については世界中に大きな金融破綻を連鎖的に起こすことになりそうです。
日本国内も大被害ですが、どうなんでしょう？与党は対応を誤れば総選挙に大きな影響が出てきますので、しっかり繊細な対応が重要です。
ランキング参加中！！ご覧いただいた方は左クリックしてみてください！政治家を！
ランキング確認出来ます！！！