とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

スタイル以上に中味が重要

2006-12-11 21:53:36 | Weblog
というメッセージが込められているようだ。

友人Mちゃんと「プラダを着た悪魔」を観に行った。
思っていたよりファッション自体はフィーチャーされてなくて
社会ってのは、会社で働くってことは、ということを、頭は良いけど
イケてない女子(これがまた、けなげにがんばっちゃう子で)を通して
今時のお嬢様たちを爽やかに諭す内容のものだった。

主人公のピチピチに弾けそうな女子がくじけそうになりながらも
起死回生を狙うため必死にがんばってる様をうまいこと活かすため
「悪魔」と銘打たれた鬼オンナ編集長役のメリル・ストリープが
実に押さえた控えめな演技で脇を支えている。

とまとがこの映画を観る目的はこのメリル・ストリープだったんだけど
彼女の相変わらずの表情の演技が非常にイイ。
アメリカを代表する実力派女優でいろんな賞を勝ち取った彼女が出演をOKすれば
その映画のクオリティが保証されたも同様だったものだ。

そういう意味では今回ははずしているような気もするが、
でもストーリーの最後、車の中で主人公のことを想いふっと見せる微笑から
運転手に「Go!」と命じる時の高慢な顔に瞬時に変わる時のうまさは
ぜひ見逃さないでほしい。

テンポが良すぎて、せっかくの衣装をじっくり見る余裕がなくて残念だが
もうひとつ言えば、「悪魔」の着ている衣装をもっともっと強調してほしかったな。
一点一点が一流品だったような気がするんだが、あとはDVDででも確認
するしかないようね。