とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

マンマ・ミーア!イタリア日記22

2006-08-13 16:32:02 | Weblog
(ゴンドリエーレは人気者)


6月30日(つづき)

フロントのマッシモ君がささっとタクシーを手配してくれた。
あ、ベネチアで言うタクシーって、水上タクシーのことで
エンジン付きボートでブォーンと飛ばしてくれるので、早いかわりに
料金はべらぼうに高い。

「渋滞だから、ここに来るまで20分かかるそうです。」
朝の渋滞ってこと!?
ベネチアの足は水上バスかゴンドラかタクシーボートで
狭い運河では「離合」できないから片方通行になり、
一方が去ってからしか逆方向行きが進めない。
まあ、時間は十分にあるから待ちましょう。

「85ユーロ。先払いです。キャッシュオンリーで。」
げっ。たかい!150円換算で12,750円だ。
しかもユーロは手元にあんまり残っていなかったんだ。。。
財布の中をさらって小銭まで使ってどうにか85ユーロを用意した。

「あの。。もうユーロがなくって、チップまでは無理なんですけど。」と言うと、
「チップは不要ですよ。」と返され、とりあえずはほっとした。

さあ、これであとはタクシーの到着を待つばかり。
しかし、待てども待てどもやって来ない。
元々気分が悪い状況だったから、それがかなりイラつく。

オカンは、空港までの手段が確保でき、時間もあるということがわかると
安心して座り込んで運河を行き交う船を見やっている。

しかし、40分待ってもタクシーは来なかった。
あんまりイライラしているのが伝わったのか、マッシモ君と同僚の
何とか君が電話をかけて確認してくれたり、外まで出て様子をみてくれたりする。
ホテルのヒトたちには関係ないことなのに、ホント申し訳ないね。

45分待って、ようやくタクシーはやって来た。
イケメンの運転手さんがにこやかに迎えてくれる。
一応、空港チェックインには普通に間に合いそうだ。
海上ではまさか渋滞もないだろうし。
ホントにホントにとまとはここでやっと胸をなでおろすことができた。
荷物とともに乗り込んで、とまとはぐったりしてしまったのだが
オカンは脳天気なことに

「タクシーの運転手さんと一緒に写真撮って♪」

勘弁してくれい!