とまとのため息

気分一新☆つれづれ日記in大英帝国~

ある意味楽しめた

2005-12-22 22:31:44 | Weblog
Mちゃんを誘って観てきましたよん、「さゆり」。2時間半の長丁場。

でもね、時間は全く気にならなかった、と言えるくらいストーリーは
面白くて飽きさせなかったです。
俳優にしても、日本側の役者は皆芸達者ばかりでそれぞれの役を見事に演じきっている。
特に桃井かおりさんの置屋のおかみ。もう彼女以外にないでしょってぐらいにうまい。
中国側のメイン3人も熱演でした。キャスティングの上手さが際立ってますね。

と、ここまで書かせていただいたうえで、あえて言わせていただきます。

着物の着方が皆なっとらーん、(桃井さんは勿論除外)なんであんなにハダけるのかぁ~。
芸者さんはもっときちっとしとるぞー。
頭の団子はなんなんだー。島田を結え、島田を。ここは中国じゃないし、
七五三でもないよー。
花かんざしが長すぎるー。
目尻だけの付けまつげはヘンだー。
BGMがどうして中国っぽいんだー。
日本だったら三味線とお太鼓で「チントンシャン」だろー。
胡弓みたいな楽器を弾くなー。
芸者さんの踊りでリズムをとるなー。流れるように踊れー。

要は日本文化の描写がまちがっとるんだ。

英語をきちんと発音できる日本人俳優が少ないから中国人俳優になったのは、まあわかります。
けどやっぱり、さゆりのお辞儀の仕方に興ざめです。
日本人には当たり前のお辞儀が外国人にはできないのか。
きっと言葉で説明できない所作っていうのがあるんだろうね。
ところどころで観客から「ぷっ」という失笑が洩れるのも仕方なし。

色々書き立ててしまったけど、渡辺謙さんは良いわよ。
Mちゃんに言わせれば役所広司の方が良かったみたいだけどさ。

ま、話のネタにひとつ。