goo blog サービス終了のお知らせ 

青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。写真はおおめ、文章はこいめ、コメントはすくなめ。

足柄平野花便り

2021年02月26日 17時00分00秒 | JR

(足柄の春の桃色@御殿場線・松田~相模金子間)

2月は、緊急事態宣言に対応した会社のシフトのお陰で、月の半分くらいしか会社に行きませんでした。テレワークも導入されてるっちゃされてるんだけど、当たり前ですけど家でやる仕事なんて会社ほどには能率が上がる訳もなく。人によっては、面倒な客や煩い上司の邪魔が入らない分会社より効率が上がるという人もいるようですけど、そこはまあそれぞれですかねえ。家でいつもより遅く目覚めて、自分でベーコンエッグなんか焼いて適当な朝食を食べ、一応は着替えてPCの前に座ったりはするのだけど、仕事なんか5分で飽きてネット漁ったり、テレ朝付けて斎藤ちはる鑑賞に2時間を費やしたりとまあテレワークってろくな事がない(笑)。逆によくこれで給料払うな会社!って会社を尊敬したりするのだが。

ともあれ時間的には余裕のあった2月。松田の川音川・・・と言えば小田急線の富士山バックの撮影地ですが、どっこいこの時期は普段日の目を見ない御殿場線の川音川橋梁にも見せ場がやって来ます。足柄平野の早春を彩る松田山の河津桜、山の斜面を埋める桜でんぶの如きピンクの花満開。川音川橋梁の国府津側から、そんな相州の春景色をバックに313系を収めました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月の光の消える夜

2021年01月24日 09時00分00秒 | JR

(乗り得列車・321M静岡行き@興津駅)

このコロナ禍の中、先日春の臨時列車のダイヤが発表されていましたが、長い事親しまれていた「ムーンライトながら」について廃止となる事がJR東海のHPで通告されていましたね。前身の「大垣夜行」から続いた伝統の東海道筋の夜行列車の終焉には、同世代を中心にした皆さんも色々と物思うところがあるようで、若き日の思い出を肴にTwitterのタイムラインもひとしきり賑わいを見せておりました。かくいう私も・・・と言いたいところなのですが、実際のところはそこまで乗ったことがない(笑)。まあ2,3回くらいは経験ありますけど、混んでるし暑いし周りはグループが騒いで煩いし減灯しないしでちっとも寝られなかった記憶しかない。たまらず浜松の運転停車で駅のホームに飛び出して、ホームのベンチで仮眠してたら車掌さんに声掛けられて思わず乗り遅れそうになったというのが思い出と言えば思い出かな・・・そんな感じだったんで、割と大学生で免許取ってから、東名間の移動と言うのは圧倒的にクルマが多かったんですよね。高速代ケチって下道でしたが、夜中は国道1号線のバイパスが無料になりましたんでねえ。あのMLながらの居住性の悪さを考えたら、自分の運転で深夜の浜名バイパスをかっ飛ばす方がよっぽど精神的には良かったように思います。そう思うと、どっちかと言うと静岡の車両区にいた373系がMLながらのために東京に送り込まれる運用(338M)や、東京に到着したMLながらが静岡車両区に返却される運用(321M)のほうが良く使ったよね。特に321M、横浜を早朝に出ると静岡まで乗り換えなしなんで便利だった。そのまま乗り継げば名古屋にお昼前くらいには着けたので。

大垣夜行〜ムーンライトながらの終焉は、「普通座席で運行される夜行列車」が日本から消える事でもあって、これも一つの時代の終わりを感じます。そこには、JRの公式発表的な「生活様式の変化」も確かにあるんでしょうね。この時代にモバイルの充電も出来ない車両ってどうなのよってのはあるし。大垣夜行やMLながらってのは、安く旅行したいというニーズの高い若年層の世代(18歳〜30代半ば)をコア層としてたと思うんだけど、その世代が大して価格が変わらない割に設備も居住性も良い夜行高速バスに流れるのは当然の理のように思う(もっと安くしたいなら格安ツアーバスってのもある)。まあ、JRも少子高齢化で若い世代の人口が減る中で、付加価値のないただの移動手段としての夜行列車に将来的な需要が見通せなかったってのはあるんだろうな。JR側の働き方改革じゃないけど、夜間の労働力を確保するのも大変だろうし。

じゃあ80年代から90年代中盤にかけて、あれだけ大垣夜行やながらを埋めた団塊ジュニア世代はどうしてるのか?ってーと、時は流れてもうみんな40半ば以上のおっさんですからね。さすがに体力的にもあの貧民列車で移動なんか出来ないんじゃないかと(笑)。どうせ今はみんな新幹線でしょ?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海を見ていた午後

2021年01月17日 17時00分00秒 | JR

(stripes-185@根府川駅)

あなたを思い出す この駅に来るたび
海辺を走って今日も ひとり来てしまった
根府川のホームは 静かなステーション
晴れた午後には 遠く三浦岬もみえる
ファインダーの中を ストライプが通る
伊豆の踊り子 風のように消えていった

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蟄居生活再び

2021年01月10日 20時00分00秒 | JR

(相州の夕暮れ@JR相模線・入谷駅)

緊急事態宣言下ですので、基本的には家にいろと言うお上のお達しを受け、三連休は静かに過ごしています。北陸を中心とした日本海側は大雪のようで、その代わりと言っては何ですが関東地方はすっかり水気が抜けた乾いた空気が吹き抜けるカラッカラの冬らしい天気。こう乾燥していると、ウイルスも大手を振って空気中を跋扈するのではないかと思わずにはいられないわな。前回の春の緊急事態宣言の時のように、少し気分転換で近所を歩き回るのがせいぜいなので、夕方に少し長めの散歩に出る。澄んだ空気の相州の夕暮れ、相模川の河岸段丘を降りて入谷の田んぼに出ると、三角の形をした大山の嶺が茜に染まっていました。

実は、タイヤをスタッドレスに替えた時、この三連休は富山に行こうと思って宿の予約を入れていたんですよね。僅か一ヶ月で感染のフェーズが一変し、世の中の様相も一変してしまい、富山遠征については敢え無くキャンセルとなりました。まあ行ったところで災害級の降雪に巻き込まれてエライことになったと思うので、不幸中の幸いだったのかもしれん。地鉄も昨日今日とほとんど動かなかったみたいだしね・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜明けは遠く

2021年01月06日 06時00分00秒 | JR

(雪の夜@平成31年 奥羽本線・鶴ヶ坂駅)

正月も5日を過ぎて、お屠蘇気分も抜ける頃合いですが、早速世の中は「あけましておめでとうございます」という感じでもなくなって来ました。国内の感染者が一日5,000人に迫る勢いとなり、止まらない感染拡大に伴って再度の緊急事態宣言の発令が決定される中、社会生活にも大きな変化や制限がかかって来そうな2021年のスタートとなりました。基本的には家に閉じこもってテレビばかり見ていた正月休み。日本海側は寒波襲来による大雪の年末年始になったようです。SNSにて各地から届く雪と鉄道の素晴らしい作品を見ながら、ムズムズする思いで過ごす。タイヤもスタッドレスに換装しているし、何もなければこの週末に雪を求めてどこかへ行きたかったんですがね。

コロナ禍の夜明けは遠く、しばらくはカメラも握れなさそうなので、ブログも暫くは過去の写真でお茶を濁すよりほかないのかなあと言う感じ。写真は平成31年、冬の津軽遠征の際に訪れた奥羽本線の鶴ヶ坂駅。しんと静まる雪国の夜の駅の空気感が素敵。日本海縦貫線が青森に向かって最後の難所である「大釈迦越え」を果たして最初の駅でもあります。寝台特急日本海やあけぼの末期の頃には、ここから津軽新城に向かってブルトレ狙いの撮影者が大勢訪れたものです。傷付いたツルが湯あみをして傷を癒したと言われる鶴ヶ坂。「たらポッキ温泉」といういかにも津軽らしい風情のある公衆浴場があって、今は地域住民を癒しています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする