フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

山へ行く予定だったけど

2013-12-10 09:21:17 | Weblog
今日は山へ行く予定だったけど昨日天気が良くなさそうだから中止にしようとガムシャラ君から連絡が来て「止めよう」ということにした。そしたら夕方また連絡が来て「明日は晴れるようだから行こう」という。だけどもう自分の中では「行かない」モードが入っていたので簡単には切り替えられない。よっぽどの魅力が無い限り一度決めたことは変えられない。そんな大げさなことじゃないけれど妙に行く気がなかった。雨で地面がグジャグジャとか笹や草に雨が残っていて膝から下が濡れるとか準備してないとかささいな理由だけどそれが引っ掛かってこんな時には自然に行かないほうがいいと経験から知っていたから「オレは行かない」と断った。今日は天気も良くなった気温も最適。ガムシャラ君たちは山で楽しんでいるだろうとも思ったけど行かなかった自分に納得している。疲れているのかな。
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冬の日

2013-12-09 09:27:33 | Weblog
つまり それだけのことなのだが It's only that you seeという一文が気に入ってこの詩が好きだ。暮尾 淳さんの「冬の日」って詩だ。
        
      冬の日
          暮尾 淳
 アブサンを飲むと 笑ってる顔が現れ
 しだいにそれが崩れ オリーブ色の背景に圧され
 消えてしまう
 僕は平静を装い サラミなどつまみ 時を過ごす
 そんな冬の日に 
 死んでいったあいつの石油ストーブが
 炎を上げながら燃えている
 つまりそれだけのことなのだが
 明るい通りを 風は刑罰のように音を立てて吹き抜け
 どこかで猫が泣く 電話が鳴る
 鉛のようなものを胸に植えて
 痛みを飼いならしていく
 このごろ というわけです 

such are my days このごろ僕もというわけです。 
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リスペクトって耳障り

2013-12-08 08:06:04 | Weblog
最近でもないけどいつからメディアで使われだしたか知らないけどまるで市民権を得たようにテレビでもラジオでも天下のNHKでも「相手をリスペクトして」とかよく使われているこのリスペクトという言葉、僕には耳障りだ。昨今の放送は外国語の羅列で何のこと言ってるか分からないとか受信料払って分けの分からない言葉を聴きたくないとかの苦情がNHKに寄せられていると聞くが政府と同様聴衆の苦情に耳を貸さず改善されていないという。別に抵抗なく耳に入る外来語もあるのだけどこのリスペクトという言葉は耳になじまないしこの言葉を使うタレントや政治家なんかバカに見えてしまうのは何故なんだろう。英語で使う時は別に問題がないんだけど日本語に混じるとなじまないと思わないかい。何でもかんでも飲み込んで融合して大きなものを形成しながら小さな美を見つけるのが日本文化の特徴なんだけどこの言葉は僕には雑音だ。日本人は意外と外国語をそのまま受け入れているんだよ。お経なんてサンスクリットそのままの音訳だからね。これは日本人の脳に雑音と聞こえなかったから受け入れられたんだと思う。日本には「相手の立場を重んじて」とか「尊敬して」とかの美しい言葉があるから日本語と混ぜて使うリスペクトって言葉は雑音に聞こえるのだろうか。聞いてて不快だから個人的には放送禁止用語にしてもらいたいんだけど。
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何の花だろう?

2013-12-07 09:08:49 | Weblog
絶壁から紺碧の空を見上げる。虚空に魂が昇っていくかのようだ。

絶壁を見下ろしながらここは昔々姥捨て山だったのかなと思った。シチュエーションとしては最適だが姥捨ては伝説であって実際にあったかどうかは疑わしいから「働かざるもの食うべからず」の戒めみたいなものだろうとずっと下の谷の方を見ていた。木々に遮られて良く見えない。なんでこんなに聖神社が気になるんだろう。実際の道を僕の思いが登っていく。あの滝、あの坂と鎖を持った感覚が甦る。こんなことあまりないんだけどね。他のところなら大体行ったというところで済んでいるんだけどここは特別なのかな。そういえば下の集落の庭に知らない花が咲いていた。何の花なんだろう?

きれいな花だったから車を停めて写真を撮った。クレマチスに似ているがそうなんだろうか?どこの家でもこの木を植えていた。この集落だけだけど。いまが盛りなんだ。薄紫でとてもきれい。花の写真を見ながらやはりもう一度ここに来るんだろうなとぼんやり思っていた。
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うつた姫の冬

2013-12-06 09:22:19 | Weblog
昨日は旧暦の11月26日だったっけ。旧暦で言えば10月11月12月が冬なのだから今は冬の真っ盛りということになるのかな。日本の四季は女の神様が司っていてその感覚が日本らしいと思うのだけど冬の神様は「うつた姫」という。名前からすればあまりきれいそうな感じはないんだけど意外と美人なのかもしれない。宇津田とか打つ田とかの漢字を宛てる場合もあるとか。陰陽五行説から来たものだと思うけど日本に来ればこのように日本人の暮らしに溶け込むように変容して日本人の感覚にあうものとして生み出すのが日本文化だったはずなのに最近では誰が壊していったのか外国の文化や言葉をダイレクトに受け入れて使うようになっている。そこに日本らしさはない。このことに気づかないのだろうか?とブツブツ。それにしても昨夜の金星はキラキラと月の横で輝いてとてもきれいだった。そんなとき女神でよかったなぁ日本はと思うのです。
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castle candle night

2013-12-05 08:38:50 | Weblog
高知のお城ではキャンドルナイトと銘打ってお城下をにぎわかしています。

いろいろと工夫されたキャンドルで追手門からお城の入り口まで飾られています。寒い中下で借りた提灯を持って石段を登ると前にも言ったけど登城しているサムライに思えるから不思議。登りきると今回は碁石茶でオモテナシ。二の段におりると心地よいサックスの響き。思わずよって聴きに行く。「寺本英志」という高知の爺さんだけどおっさんかな?まぁそれぐらいだったけど音がいいんだ。

「慕情」なんて吹かれたら心がトロンとなってしまう。知らないだけでこの人、北島三郎のバックバンドのバンドマスターをずっとやってた人で知る人ぞ知るプロ中のプロなんだって。高知にはすごい人がいるもんだね。その周りでブースを借りて僕の同級生がホッとワインとから揚げを売っていた。ホッとワインを飲みながらコイツはコイツで凄いのかもしれないと店に貼ってあったビラを見て思った。「ワンドリンクコンサート15日開催」まだやめてないのかあのクソバンド。継続は力なりだな。
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封印は解かれた

2013-12-04 08:41:05 | Weblog
ついに封印は解かれた。僕の手によって。侵略者によって閉じ込められていた御霊がいま甦る。新しい日本の再生だ。瀬織津姫が再びこの日本を守る。その序章に過ぎないかもしれないけど僕は彼女を解き放った。はじめは僕なんかではダメだと思っていたんだけど実際に聖神社で解き放ちの文言を唱えはしたんだけど俄仕込みの哀しさかその声は届かなかったと山を下りて帰ってきたんだけど聖神社の写真を整理している時に大変な写真を見つけた。神がその封印を解かれ登ってきている。その一瞬が写真に納まっていた。

この1枚だけに御印があった。僕は封印された神を解き放つ力をいつのまに持ったんだろう。現代人は何千年も前の人の甦りだとも言う。僕は誰だったんだろう。少なくとも地位の高い者だったのか。ナンだか急に自分の力を自覚する。神と交信できる力を。昨日と今日で僕は違う人になったのだろうか。いま僕の頭上に瀬織津姫がいる。と思うだけでなんだか違う人になったような気がする。僕には力があると思えるだけでも。
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short adventure

2013-12-03 08:06:44 | Weblog
「聖神社」に行って来ました。謂われはよく分からず誰が何のために建てたのか誰を祀っているのかも定かではない神社が越知の山奥の断崖絶壁のところにあるということで登ってきました。登った者だけがこの景色を見ることが出来るまさにそれでした。自然のままならこの400mの山道は容易ではなかったでしょう。それくらいの絶壁の岩倉に鎮座している神社なんだ。保存会の方々やボランチアの方々のおかげで何とか道が整備され鎖や梯子や橋が架けられ一般参拝者もここに辿り付けることができるようになったのだ。

それでも道はショートアドヴェンチャー。スリル満点。ところどころに建てられている「マムシ注意」の看板が不気味。夏でなくてよかった。

見えるかな神社の位置。ここから写真を撮るのにもロープにぶら下がって岩を登ったんだよ。山師というか山に慣れた人が大丈夫って感覚で垂らしたロープだから一般人にはちょっとハードなレベルのロープではあるけど無ければ登ることはできないからブツブツと言いながらも感謝です。

途中には鉱山の採掘跡というか坑道もあってそこを抜けるとつり橋が架けられていた。

対面の山にこの神社を遥拝できる場所があるというのでこれまた厳しい登りの山道を登った。肉眼ではきれいに見えたが

カメラではこの通り後光が射して見えない。祭壇には不動明王がおかれていた。これは祟り神を封じ込めている。時の権力だから天孫系の権力者にとって都合の悪い神弥生系にとって都合の悪い神つまり縄文の龍蛇神を封じ込めているのだと思った。こんな厳しい場所に封じ込めるとしたらよっぽど力が強かった神だろう。ひょっとして瀬織津姫か。ロマンが広がる。下には霧見河が広がる。きっとそうに違いない。瀬織津姫を解き放つことが日本再生の道だとそれが日本の真の姿だと思うものが今増えてきている。記紀の呪縛から解放された者たちによって。土佐邪馬台国論ガ好きな僕がこの邪馬台国の神「瀬織津姫」を解き放ち世に光を当ててくれようぞとばかり唱えたが俄仕込みじゃいかなかったみたい。それでもこの神社、素晴らしいの一言です。ショートアドベンチャーの覚悟で訪れてみてください。
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前門の中国と後門の韓国

2013-12-02 08:22:20 | Weblog
中国が勝手に防空識別圏を設定して日本の尖閣上空をがっぽり圏内にいれて日本を挑発してきたかと思ったらこの時期に来て韓国が突然のTPP参加表明。両者が示し合わせての日本揺さぶりと勘ぐられてもしかたがない。まったくいやみな国だね。おまけに中国なんかチュウヨークタイムスまで使って日米の足並みの乱れを演出させようと画策。韓国なんか主体性がなく誰にでもくっついて行く国だから歯牙にもかからないけど中国はバカも集団になれば力だと思っている国だ。力で押していけば対抗してくるそこに隙が生じるそれが付け目だと虎視眈々と狙っている国だから使える手は総て使ってくるのできわめて冷静な判断が必要。中国は軍事力の弱い南シナ海に防空識別圏を設定するのが目的で今回の東シナ海の識別圏は単なる手段だという軍事評論家の説をとれば日本はそれの阻止に東南アジアグループで連携をとってアメリカの軍事力をうまく活用するようにしなくてはいけない
そのとき金魚のふんのような韓国がどう動くかが問題だ。アメリカと行動を共にするか中国に寝返るか。あの韓国のクレーマーおばさん、判断を間違うと韓国という国はなくなると思うよ。中国が分裂して崩壊というのが世界にとっていちばんいいシナリオだけどね。元々多民族国家なんだから力の支配がなくなればみんな独立すると思うのだが。今日本は中国のあまりにも幼稚な発想に戸惑っているのにすぎないのだから大人の発想で平和構築の冷静な対応がアジアの盟主としての役割だと思う。
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stillness

2013-12-01 08:35:30 | Weblog
12月1日になった。今日マーチンたちはケイコフのところへ行くというが僕は関心がなかった。ケイコフはもういないのだからという思いが強かったから。それでも1枚の絵を持っていってもらうことにした。
           stillness
    あんだけ騒がしかった女が死んだ
    街は静かになった ぼくらも静かになった
     ウソだろうって気がする
    ぼくらはこんな結果を望んでなかった
    目覚めて起きて「わたしどうしたの?」
     そんな言葉が聞けると思っていた 聞きたかった
    ぼくらの願いは届かなかった スクラム組んで守ろうと
    してたんだけど祈りは届かなかった
     奇跡は怒らなかった
    「倒れたらおしまいだからね バイバイ」って笑ってた
    あのとき本当は心配だったんだろう 体のこと他のこと
    笑って不安を消そうとしてたんだよね
    女の笑顔の写真を見るとそんなことを思い出す
    だから笑っている女の顔
     描けなかった
    女の笑い顔の向こうでぼくらは静かになった
    街も静かになった
    ぼくは静かに口を閉じた女の顔を描いた
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