フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

何の花だろう?

2013-12-07 09:08:49 | Weblog
絶壁から紺碧の空を見上げる。虚空に魂が昇っていくかのようだ。

絶壁を見下ろしながらここは昔々姥捨て山だったのかなと思った。シチュエーションとしては最適だが姥捨ては伝説であって実際にあったかどうかは疑わしいから「働かざるもの食うべからず」の戒めみたいなものだろうとずっと下の谷の方を見ていた。木々に遮られて良く見えない。なんでこんなに聖神社が気になるんだろう。実際の道を僕の思いが登っていく。あの滝、あの坂と鎖を持った感覚が甦る。こんなことあまりないんだけどね。他のところなら大体行ったというところで済んでいるんだけどここは特別なのかな。そういえば下の集落の庭に知らない花が咲いていた。何の花なんだろう?

きれいな花だったから車を停めて写真を撮った。クレマチスに似ているがそうなんだろうか?どこの家でもこの木を植えていた。この集落だけだけど。いまが盛りなんだ。薄紫でとてもきれい。花の写真を見ながらやはりもう一度ここに来るんだろうなとぼんやり思っていた。
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