フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

short adventure

2013-12-03 08:06:44 | Weblog
「聖神社」に行って来ました。謂われはよく分からず誰が何のために建てたのか誰を祀っているのかも定かではない神社が越知の山奥の断崖絶壁のところにあるということで登ってきました。登った者だけがこの景色を見ることが出来るまさにそれでした。自然のままならこの400mの山道は容易ではなかったでしょう。それくらいの絶壁の岩倉に鎮座している神社なんだ。保存会の方々やボランチアの方々のおかげで何とか道が整備され鎖や梯子や橋が架けられ一般参拝者もここに辿り付けることができるようになったのだ。

それでも道はショートアドヴェンチャー。スリル満点。ところどころに建てられている「マムシ注意」の看板が不気味。夏でなくてよかった。

見えるかな神社の位置。ここから写真を撮るのにもロープにぶら下がって岩を登ったんだよ。山師というか山に慣れた人が大丈夫って感覚で垂らしたロープだから一般人にはちょっとハードなレベルのロープではあるけど無ければ登ることはできないからブツブツと言いながらも感謝です。

途中には鉱山の採掘跡というか坑道もあってそこを抜けるとつり橋が架けられていた。

対面の山にこの神社を遥拝できる場所があるというのでこれまた厳しい登りの山道を登った。肉眼ではきれいに見えたが

カメラではこの通り後光が射して見えない。祭壇には不動明王がおかれていた。これは祟り神を封じ込めている。時の権力だから天孫系の権力者にとって都合の悪い神弥生系にとって都合の悪い神つまり縄文の龍蛇神を封じ込めているのだと思った。こんな厳しい場所に封じ込めるとしたらよっぽど力が強かった神だろう。ひょっとして瀬織津姫か。ロマンが広がる。下には霧見河が広がる。きっとそうに違いない。瀬織津姫を解き放つことが日本再生の道だとそれが日本の真の姿だと思うものが今増えてきている。記紀の呪縛から解放された者たちによって。土佐邪馬台国論ガ好きな僕がこの邪馬台国の神「瀬織津姫」を解き放ち世に光を当ててくれようぞとばかり唱えたが俄仕込みじゃいかなかったみたい。それでもこの神社、素晴らしいの一言です。ショートアドベンチャーの覚悟で訪れてみてください。
コメント
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