フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

2014

2014-01-01 10:16:28 | Weblog
新年は「黄泉比良坂」のことを思っていた。生と死の別れとなったところだ。この坂の夢を見たものはその年に死ぬと言われている。まだ夢はみていないが記紀によるとそこから逃げ帰ったイザナギが禊をすると月読命と天照大神、須佐之男命が生まれたという。記紀は何を伝えたくて何を隠したかったのであろう。黄泉はなぜ出雲なのだ。いまだに根の国島根なのか。とつらつら考えながら仏教伝来以前の日本の姿を垣間見る。このあいだに風呂を炊てていたので今年は禊で朝風呂を使うことにした。さてさて何が生まれてくるのやら。いつもならケイコフがやってきてワーワーとやかましいのだけど今年からはそれもない。本人は墓なんかに居なくて飛び回っているんだろうが。

「さわがしき 姉の声なく むかえたる ほんにさびしき この正月や」

2014 本年もよろしくお願い申し上げます。
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