フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

傍が楽

2018-04-12 06:26:06 | Weblog

                                                                                                     涼しそうな藤の花が咲いた。山の畑で。道具小屋の傍にある山アジサイの上で。見上げないとわからないけど緑の中の青と白は爽やかだ。日本髪で揺れる「かんざし」のようだ。あの美しさ、あの文化はどこへ行ったんでしょうね。捨ててしまうのは簡単だけど作り上げるのにどれだけの時間がかかったのでしょうか。捨てた途端に人は変わるのでしょうか。ただ捨てた記憶が蓄積されるだけ。選択の目先が変わっただけ。小屋の縁側に座って美しかった日本文化を思う。あの江戸の町民文化は維新を経て明治には日本の民主主義として五か条の御誓文で花開く。それをどこぞのバカが民主主義はアメリカに教えてもらったなんて間違ったことをアメリカ議会でいうからこの国は軸を失った。もう一度日本人が持っていたものを見直す時じゃないのかな今は。働くことは生きること生きることは働くことこれでいいじゃないかな。働くことに美を見出すのが日本人だからね。日本人は労働じゃなくハタラクなんだ「傍が楽」そうやって人の為に生きてきたんだからね。と座っているとふよふよと周りを飛ぶ虫がいる。何だと見ると蚊だ。蚊が飛び出したんだ。まだ人を刺すまでは丈夫にできてないがこれから刺しだすと思うと優鬱だね。いよいよ虫の季節か。蚊、ダニ、ムカデ、蜂とここは虫の宝庫だからね。これも生命の宝庫と思えば豊かな自然に囲まれているということか。日本人は自然と共に生きてきたんだから。

 

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