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フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

なぜに昔を呼び戻す

2018-04-06 08:23:17 | Weblog

出来ることへの賞賛じゃなく出来なかったことへの共感。出来なかったことの後悔じゃなくしなかったことの後悔。これが教育だという。こんなこと初めから知っていたならもっと勉強が好きになっていたのになぁ。現実、出来る子は賞賛され出来ない子への共感はなかった。それに出来なかったことへの後悔もすぐに忘れて遊んでた。何をするのでもなくのんべんだらりと過ごしてきた。こういうのをスクスクノビノビと言うんだろうか。まぁ、図体だけ大きくなってというのが相場だろう。と自分の過去にインタビュー。「大きくなったら何になりたいですか?」「別になりたいものはない」「何が一番好きですか」「自由」「きみのいいところはどこですか?」「笑顔」「わるいところは?」「さぁ?」とだいたいこんな子供だったんじゃないかな。まるで未来への展望も計画もないつかみどころのない子供。みんなは、野球選手とかパイロットとかプロレスラーとか言ってたんだじゃないかな。好きなものもバナナだとかゲームだとかスポーツだとか自分のいいところも悪いところも具体的に答えられてたような。言ってみれば大人の質問にちゃんと答えられる子供が多かったような気がする。僕はその時不思議なものを見るように見てただけ。大人の意に沿った子供たちを。その子たちから見れば、「箸にも棒にもかからないヤツだ」と思われていただろうな。おかげで箸にも棒にもかからず生きてきた自由気ままに。でもできなかったことへの共感は人一倍できるししなかったことの後悔もわかる。ないのは出来ることの賞賛だけか。なんじゃこりゃぁ。まぁ賞賛だけしか受けてこなかったヤツらがしたことは「公文書書き換え」に「隠蔽」でしょう賞賛もたいしたことないね。教育って何なのでしょうね。「風にないてる波止場のカモメ、なぜに昔を呼び戻す」と赤木圭一郎の「激流に生きる男」を聴きながら少し昔を振り返った。いいよなトニーは。いくつになってもすぐにあの時代に呼び戻してくれるから。

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