「老人の日」だから彼岸花を眺め手持ちぶたさに「山岳縦走」の本を見てお茶でも飲んでいると小さなコマチから電話がかかってきてそのオネェちゃんの9歳だったかなテンカが代って「いつまでも長生きしてね」なんていうもんだから「いつまでも生きれるわけないだろう人間は死ぬもんだから。お前も若いうちにたんと勉強しとけよ」と言ってやった。
今の自分が若ければうんと勉強するだろう。数学も国語も社会も理科も面白いことだらけてことが分かっているから。なぜ勉強しなかったんだろう。いまさら遅いか。それで困ってることは勉強の仕方がわからないんだよね。頭のいい人は体系立てて要領よくやっていくんだろうけど極度の拡散思考だから例えばいまやってる美術にしてもあっちこっちの本を読み漁ってなるほど知識は増えたけど勉強したという実感はない。そんなある日若い女の絵を描いた

ちょっとはにかんでるような照れてるような感じで前歯のすいてるところが気に入って描いた。出来上がって壁に飾っていると「笑窪ってどう描くんだろう」って気になりだした
彼女は笑窪が可愛いのに影のようにすっと線を入れてるだけなんて笑窪じゃないよな。服の皺の描き方も本で学んだはずだけど身についていない。それをちゃんと勉強してたらこんな疑問も浮かばなかっただろう。壁にかかったこの絵を見てると完全写実派ではないけれど気になってしかたがない。まぁそれが勉強の始まりといえば始まりなんだろうけど若いときに夢見て空想して浮かれてきた身にとってはいまだに勉強の仕方がわからない。
今の自分が若ければうんと勉強するだろう。数学も国語も社会も理科も面白いことだらけてことが分かっているから。なぜ勉強しなかったんだろう。いまさら遅いか。それで困ってることは勉強の仕方がわからないんだよね。頭のいい人は体系立てて要領よくやっていくんだろうけど極度の拡散思考だから例えばいまやってる美術にしてもあっちこっちの本を読み漁ってなるほど知識は増えたけど勉強したという実感はない。そんなある日若い女の絵を描いた

ちょっとはにかんでるような照れてるような感じで前歯のすいてるところが気に入って描いた。出来上がって壁に飾っていると「笑窪ってどう描くんだろう」って気になりだした
彼女は笑窪が可愛いのに影のようにすっと線を入れてるだけなんて笑窪じゃないよな。服の皺の描き方も本で学んだはずだけど身についていない。それをちゃんと勉強してたらこんな疑問も浮かばなかっただろう。壁にかかったこの絵を見てると完全写実派ではないけれど気になってしかたがない。まぁそれが勉強の始まりといえば始まりなんだろうけど若いときに夢見て空想して浮かれてきた身にとってはいまだに勉強の仕方がわからない。