あんたも年取ったねぇ

何でも受け入れる三婆の一人のセンちゃんにすさまじい同級生がいてもちろん中学レベルだけど。何の前触れもなく突然訪ねてきたそうな。一見誰か分からないような老け方でどこのおバァが迷い込んだろうと思うていたら最悪のやつだったって。よけよう避けようとしたがおかまいなしだって。「私これから病院へ行かんといかんき」と言っても「上がってかまんろう」とドンドン上がってきて座って今までの自分のことだけ勝手にしゃべるんだって。もちろん自己擁護のことばかり。「あのおんちゃんにも世話になったがよ。ここへ来ゆうとね。」とどこから仕入れた情報かいろいろと知ってるんだって。しゃべるだけしゃべり倒して帰り際に振り返って「あんたも年取ったねぇ」とニッコリ笑って出て行ったと。センちゃんの怒ること怒ること。「あんたには言われとうないわ」ショック。「あのおんちゃんにあとで電話してよ確かめたがよ」「あんた親しそうにいいよったで」というたらあのおんちゃん「あんなモンに取り合うたらいかんぞ」やと。「なんじゃそりゃ！だと思わない」また来たらどうしよう。もうほんと腹が立つちや。本人はそれなりに大変なんだろうけど僕らにはすべて笑い話というのもつらいところあるよね。