食べログ問題

2012-01-06 | ビジネス一般
食べログにやらせ投稿があった、というニュースを聞きました。
一瞬、サイト運営会社自身がなにか不正をしているように聞こえますが、これは第三者が、お金をとって、やらせ投稿をし、当該店舗の評価を上げている、ということのようです。

個人的にはあの手の書き込みは信ぴょう性が薄い、と、感じておりましたので、あまり驚きませんでした。ですが、飲食店さんたちは、あの評価で売上が何倍、何十倍にもなるわけで、こういった手を使いたくなる気持ちもわからないでもありません。
口コミが基本で誰でも書き込みができる以上、こういった問題は織り込み済みで、消費者も利用しなければならないのではないかな、と、思ってしまいます。
どうやってもこういった「不正書き込み」を完全に防止することはできないそうです。
私の家の近所を調べても、明らかにおかしなお店がトップで出てきますので、やはりこういったテクニック?を使っているのでしょう。

「法的措置も考えている」って、いう話しを聞いて、いったい誰のどの被害に対して、どういった法的措置が取れるのか・・・ と、疑問が。。

刑法上は、「偽計業務妨害」 つまり、食べログ自体の信ぴょう性が無くなり、利用者が減り、売上・収入が減る=サイトの運営会社に対する犯罪、ということになるようですね。なるほど、直接の被害者は、サイトの運営会社となるようです。

比較

2012-01-05 | ビジネス業界
中国加工をしているお客様から、ベトナム加工の問い合わせを頂いたときに相違点の説明をするわけですが、必ず伝えることの一つが、「外気」です。

中国で水産加工を行っている地域は冬場は外気も相当冷え込み、外気よりも工場の中のほうが暖かいことも珍しくありません。
水産加工をやるに当たって気になることの一つが、「温度管理」なわけです。
外気が寒ければ、あまり神経質になる必要もないことも、外気が一年中30度を超えているようなところでは、同じことが同じようにはできないわけです。
余談ですが、室温を下げるためには空調を使うことになり、結果としてコストも上がります。

原料の運搬も写真のとおり保冷車を使う必要もなく(外気はマイナスです) 、加工に入っても原料が解凍しすぎる、ということはありません。
中国ではなんでもないことも、ベトナムではそうはいかないわけです。

産地偽装

2012-01-04 | ビジネス業界
今朝のニュースに、魚沼産コシヒカリを無作為でDNA鑑定したところ、50%近くが他の米が混じっているか違うものであることが確認された、という話しがありました。(調査したのは新潟県)

水産物の輸入・原産地とパラレルに考えることはできないですが、これだけ厳密に海外のものは表示義務、報告義務があるのに・・と、考えてしまいます。
翻って考えると、産地表示は何のためか、という原点に戻ってきます。
そもそも、商品によって産地のもつ「意味」は違ってきます。

水産物の話ししかわかりませんが、参考に。
私のところに、よく、「原産地証明書をくれ」とか、「工場の加工証明書をくれ」という依頼が来ます。以前には無かったこと。
原産地証明書は、我々が通関を切る際、魚種によって、或いは特恵関税をとる場合などに必要とされていますので、基本的にお客様に提出する書類ではありません。(出せない、ということではなく) これが客先から求められたり、場合によっては、弊社の書式・押印で「証明書」を発行してくれ、ということもあります。
すべては「なにかあったときのため」という書類の要望のようです。

ベトナムで水産物を加工し日本に入れる際など、日本に再度入れるための書類をベトナムで作成してもらうため、生産者から流通業者、輸出者と各々の販売証明、請求書、納品書まで必要です。(もちろん売り値などは、黒塗りで消しています)
このあたりの仕組みは簡単には説明できませんので、ご興味あるかたは連絡くださいね。(最近、日本から勢いで輸出してトラぶっている方々を何件もお見かけしています。)


国内の商品流通の際、こういった産地は「国産ひとくくり」ではないはず。その際、産地が間違っていない、という担保はどのようにとっているのでしょうか。
私にはわからない世界ですが、これは今年、色々勉強してみたいと思っています。


今年も宜しくお願いいたします。

2012-01-01 | 日常雑談
あけましておめでとうございます。
ただでさえ流れの激しい時代なのに、震災にEU危機、異常な為替など、取り巻く環境も本当に先の見えない時代です。
こんな時代だからこそ自分の役割をしっかりと全うすることが大事なのではないかな、と、思っています。

先ほど、バンコクの取引先から電話を頂きました。正月早々嬉しい知らせです。今年の初出張はタイになるかもしれません。

写真は、「正月に食べようと楽しみにしていた魚卵たち」 です。
痛風は尿酸の結晶が血管の中を動き、それが間接などにぶつかって刺激しているもの、だったと思います。今食べた魚卵で痛みが出る、とは思えないのですが、それでも食べる気を失くすぐらいの痛みに年末から襲われていました。
今朝はずいぶんよくなってますが、それでもこの魚卵たちはパスしようと思っています。。

最近はブログの更新が大変不定期となってしまいましたが、ありがたいことに、昨年このブログがきっかけとなって何件かのご商売を頂きました。。

今年も不定期な更新とはなりますが、何卒宜しくお願いいたします。
皆様のご繁栄ご活躍を心よりお祈り申し上げます。

どばし