無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

はじめてのセイヨウミツバチの分蜂群に出会う

2013-07-01 23:19:22 | 日本みつばち
本日、

久々の更新。3日間位くたばっていました。
今年は、過去最高の多忙を極め、ひたすら菜園教室、菜園コンサル、野良仕事、育児ととにかく、空前の多忙。
3月から菜園が本格始動し気づいたら6月、はっとしたら今日から7月。

好きなことを仕事にしたため、ついついやり込んでしまい6月末の雑誌の連載の雨の中の取材後、
翌日朝目が覚めたら起きれない、、、
トイレにだけおき、眠ること2日間。更に2日間養生に費やし、今日から仕事復帰したのが今日でした。

今日は、菜園コンサルのお仕事で覚せいし、お昼に帰ってくると、、、


やたら、庭先が蜂の羽音でうるさい。
音を頼りに探してみると、大家さんの柿の樹に、ミツバチの分蜂群発見!!


よく見ると飼ったことのある日本みつばちではなく、セイヨウミツバチの分蜂群でした!!

ミツバチには、在来種の日本みつばちと、明治時代に外国から導入されたセイヨウミツバチの二種類があり、
家畜として品種改良されてきたセイヨウミツバチ
の分蜂群でした。

今年は、松枯れ対策に使われるネオニコチノイド系の農薬の影響で、在来の日本みつばちが壊滅状態で、自然の巣分れ(分蜂)がなく、生きた日本みつばちもまだ見かけておりませんでした。

そんな天に唾する行為の結果で失われていく在来種の生き物たちの一方、
移動可能な家畜(養殖)のセイヨウミツバチが目の前にかなりの大きさの塊で集まっていました。

日本みつばちを飼っていた経験がなければ、きっとブンブンする羽音にビビって、そのままにしていたと思いながら、
自然と、分蜂群を取り込む支度をしてしまう自分にびっくりしました。




分蜂群のついた柿の枝ごと切り取り、日本みつばちの巣箱の中に落とすと、


一部が落ちずに、大半のセイヨウミツバチが箱に入りましたが、
殺気立ったミツバチに左手の甲を挿されてしまいました。




手当をした後、深呼吸してから巣箱の中をデジカメの望遠で撮ってみると、

中には、ぎっしり大量のセイヨウミツバチが入っていました。
落とした際に、女王蜂もいたようで、すべての蜂が箱の中に入ったり、出入り口でブンブンと飛んでいました。

正直、セイヨウミツバチは日本みつばちに比べ、獰猛で人に刺しやすく、いろいろな道具や許可が必要な蜂なので、
今まで触手が伸びず、手軽に飼えて、温和であまり刺さない在来の日本みつばちの飼育を研究していただけに、
知識はあっても経験がなくどうしていいのかわからないことだらけ、
とりあえず、身体がサッと動いて手短に合った日本みつばちの巣箱にいれたものの、どうしていいか思案がはじまりました。

近日中に、ハチ仲間に相談して今後どうするのか決めようと思いますが、
このご縁をどうしたものかドキドキしております。


7月の「これならできる!自然菜園入門講座」は、
7/3(水)長野:メルパルク教室(昼)城山公民館(夜)
7/10(水)松本:NHKカルチャー(昼)

の予定です。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいですね (馬田乙世)
2013-07-02 21:51:06
普通の人は怖くて近寄れませんね。
つるありのズッキーニが咲き始めて、蜂を見ることが多くなりました。少し大きめですけど。
ハーブ類には蜂がよく来るように思います。

日本ミツバチ、がんばってほしいですね。
コメントありがとうございます。 (たけうち あつのり)
2013-07-03 06:32:40
馬田乙世さんへ

そうですね。
日本みつばちはちっとも悪くないのに、

短期的に見れば、ネオニコチノイド系の農薬の効果は
松枯れ対策、蚊よけ・ダニ避けの各商品、果樹や稲の農薬として効果的ですが、

アインシュタインが予言したといわれる「ミツバチが絶滅したら人類は4年で滅ぶ」というのは的を得ていて、

ミツバチは農作物のおおよそ半数近くの授粉を助けているので、実際に感じている今後農作物の授粉不良による影響が拡大し食糧危機につながって行くことは目に見えています。

ガンなどの大病に、手術、抗がん剤が有効なことと、松枯れ対策で、病虫害のひどい木を切って、ネオニコチノイド系の農薬を使うことは似ていて、

「手術は成功しましたが、ご臨終です」とお医者さんがいうように、
根本的な解決は先送りされきました。

人の営みは、多くの生き物の営みの上に成り立っています。
今後につながることを今から各個人よく考えて取捨選択していき、
数年後には、日本みつばちも生きれる環境を増やしていきたいものです。

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