映画と本の『たんぽぽ館』

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西成ゴローの四億円

2024年05月25日 | 映画(な行)

孤独でニヒルな男が・・・

* * * * * * * * * * * *

大阪のドヤ街と呼ばれる西成地区。
日雇い労務者の土師悟朗(上西雄大)は腕っ節が強く、周囲から頼られていました。
このゴローは、殺人罪で服役した過去を持ち「人殺しのゴロー」の異名を持っています。
しかしゴローは断片的に記憶を失っていて、自身の殺人事件のことも覚えてはいないのです。
それでも徐々に記憶に蘇ってくることもあります。

かつて自分は政府諜報機関の工作員だったこと。
妻と娘がいたこと・・・。
そしてその娘が難病のため心臓移植を必要としているけれども、
治療のため4億円が必要と知ります。
そこへ工作員時代の同僚が現れ、ゴローに闇の仕事を持ちかけます。

あらすじだけ見ると、悪くはないですよね・・・。
ゴローが娘の手術代を稼ぐために、
とにかくどんな汚れ仕事でも引き受けてお金を稼ごうとする物語。

作中に人物が登場する都度、その人物の財産や借金、現在の所持金などが
いちいち表示されるのもユニークです。

でもなんというか全体のテイストが、いかにも猥雑、ワイルド。
コテコテのなにわの半グレだかヤクザだかの
強がったおっさんたち&ねーちゃんたちのオンパレード。
そしてゴローの捨て身なニヒル味満載。
なんか私はこういうの苦手。
間違えて見てしまった・・・。

で結局まだ2億くらい稼いだだけなのに終わってしまった、
と思ったらなんとこれ2部作の前編だったのですね。
続きがある!

ゴメンナサイ。
私はもう見ないです。
気になる方はご自分でご覧ください・・・。

あ、ゴローが起こしたといわれる殺人事件の真相は別にあると思うのですが、
後編でそのあたりは明らかになるのだと思います、多分。

 

<Amazon prime videoにて>

「西成ゴローの四億円」

2021年/日本/104分

監督・脚本:上西雄大

出演:上西雄大、山崎真実、津田寛治、仁科貴、奥田瑛二

 

満足度★★☆☆☆



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