映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

赤羽骨子のボディガード

2024年08月06日 | 映画(あ行)

守り抜く絶対に!

* * * * * * * * * * * *

Snow Manのラウールくん主演ということで、楽しみにしていました!

同名コミックが原作なので、まあその面白さは保証付き。
通常の私なら見ない類いの作品ではありますが、
この際、四の五の言わずに楽しむのみ。

高校生赤羽骨子(出口夏希)は、なぜか100億円の懸賞金をかけられ、
殺し屋から狙われる身となっています。
幼馴染みの不良、威吹荒邦(ラウール)はボディガードを引き受けるのですが、
その条件としては、骨子本人に命を狙われていること、
およびそのためにボディガードがついていることを気づかれてはならない、ということ。

そしては荒邦はその後に知るのですが、
なんと骨子のクラスメート全員が彼女のボディガードなのでした。
司令塔、空手家、罠師、スナイパー、ハッカー、詐欺師など、
1人1人がその道のエキスパート。
この中で新入りの荒邦など、ただの威勢の良いヤンキーにしか過ぎません。
けれど、骨子を守りたいという気持ちは人一倍! 
彼らは一致団結して押し寄せる殺し屋軍団に立ち向かいます。
ところが、どうやらこの中に1人裏切り者がいるらしい・・・?

原作も全く知らなかった私は「赤羽骨子」と聞いて、
お金持ちのわがまま娘をイメージしてしまっていたのですが、
そうではなくて、純粋でダンスに励む一生懸命な可愛い子。
これなら頼まれなくても守ってあげたくなってしまいますね。

そんな彼女が何で殺し屋の大群に狙われることになってしまったかというと、
骨子自身は知らないのですが、
実の父が国家安全保障庁長官・月宮正人(遠藤憲一)で、
その父に恨みを持つものが娘を狙っているということなのです。
(原作では「ヤクザの組長」ということらしい)

そしてまた、本作のもうひとりのキーパーソンが、月宮正親(土屋太鳳)。
正親は正人の子供で、父の愛情が骨子だけに向かっていることに嫉妬し、
骨子を付け狙うのですが・・・。

正親と荒邦の出会いのシーンが傑作で、つい笑ってしまいます。

言うまでもなく、ラウールくんは黙って立っているだけでもアクションシーンでも
カッコ良くて、見惚れてしまいます。
ファンの方なら絶対に楽しめます。

エンディングで流れるBREAKOUTも、家で見るMVとは違って大音響、迫力あります!

私は映画でも最後は拍手喝采したくなるのですが、誰もしていないなあ・・・。

<シネマフロンティアにて>

「赤羽骨子のボディガード」

2024年/日本/117分

監督:石川淳一

原作:丹月正光

脚本:八津弘幸

出演:ラウール、出口夏希、奥平大兼、高橋ひかる、
   津田健次郎、皆川猿時、遠藤憲一、土屋太鳳

 

アクション度★★★★☆

コメディ度★★★★☆

満足度★★★★★

(多分に、個人の好みです)