映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD

2019年09月08日 | 映画(あ行)

 はるぽん!

 

* * * * * * * * * *

TVドラマ「おっさんずラブ」のファンだったもので、やはり見てしまいました。


話はTVドラマの続きとなっていまして、
上海・香港の転勤先から1年ぶりに帰国した春田(田中圭)。
また、天空不動産第二営業所のドタバタ劇が始まります。
牧(林遣都)との仲もうまく行っていて、平和な日々・・・のはずでしたが、
また危機的出来事が・・・。

本社の新たなプロジェクトとしてベイエリアの再開発事業が始まり、
その中心的実行メンバー「Genius7」に牧が選ばれたのです。
エリートコースに乗って、忙しく働き始める牧と春田は
次第に気持ちがすれ違い、牧は家を出て実家に戻ってしまいます。
そんな時、黒澤部長(吉田鋼太郎)は階段から落ちたショックで、
なぜか春田のことだけすっかり記憶から抜け落ちてしまう。
そんな落ち込む春田を慰めるのは、
いつも明るい新入社員のジャスティスこと山田正義(志尊淳)だが・・・。

いつもながら奇妙でおかしな人間関係。
しかしこんなにオープンで偏見もない職場、あるわけないと思いながらも、
いいなあ・・・と思います。
異性でも同性でも恋愛あるある。
ま、こんなことが当たり前の世の中に早くなるといいのですが。
(そうなのか?)



やはり傑作なのが、部長の春田に対する恋心ですよね。
ここでは「はるたん」を部長が忘れ果て、
しかしなんと今度は「はるぽん」と呼びはじめます。
どんなに忘れてもやがて復活する恋心・・・。


考えてみればこれらの恋愛劇、男と女の話ならぜーんぜん面白くないですよね。
ありきたりすぎて。



終盤のアクションやら火災やら爆発やらのシーンは、
やりすぎ、余計にも思えたのですがまあ、面白いからいいか・・・。


志尊淳さんのキャラからすると、やはりそのセンかと思えたのですが、
意外にもノーマルだったりします。
それにしてもやっぱりカッコいいわあ♡

ということで、TVドラマが好きだった方にはもちろんオススメ。
けれど、ドラマを見たことがない方にはあまりおすすめできません。
この世界観に入り込めない可能性もありますので・・・。
人物関係も特に説明はないので、やはり無理かも。

<シネマフロンティアにて>
「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」
2019年/日本/114分
監督:瑠東東一郎
出演:田中圭、林遣都、吉田鋼太郎、沢村一樹、志尊淳、内田理央

コミカル度★★★★☆
満足度★★★★☆

 



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