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映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

奈緖子

2021年12月09日 | 映画(な行)

今見ると、さらにみずみずしい

* * * * * * * * * * * *

同名コミックの映画化です。

喘息の療養のため長崎県波切島を訪れた12歳奈緖子。
走ることの大好きな10歳雄介を知ります。
そんな時、海に落ちた奈緖子を助けようとした雄介の父は、
奈緖子を救った後、帰らぬ人となってしまいます。
奈緖子も雄介も心に大きな傷を抱えてしまいました。

そして6年後、奈緖子(上野樹里)は駅伝のランナーに成長した
雄介(三浦春馬)と出会いますが、雄介は彼女を拒絶。

そんな2人の様子を見た、陸上部の監督であり、
雄介の亡き父の親友でもあった西浦(笑福亭鶴瓶)が、
奈緖子に駅伝合宿の手伝いを依頼します。

自分のせいで父親を亡くした少年に対して、
どう接すれば良いのか分からない奈緖子。
もうなんとも思っていない、と言いながら実のところ拒否してしまっている雄介。
監督はそんな2人の過去のいきさつを知っていて、
2人は過去に囚われたまま時間が止まっていると感じたのです。

雄介の走りに魅了された奈緖子は、彼に近づくのは恐いと感じながらも、
島の合宿にマネージャーとして参加することになるのですね。

 

2007年作品で当然のことながら、上野樹里さん、そして三浦春馬さんが若い!! 
ストーリーのみずみずしい青春の息吹が、そのことと相まって、
なんだかたまらなく愛おしい・・・。
三浦春馬さんだから、余計に、ね。

駅伝チームのちょっとこじれた先輩が柄本時生さんだし、
ライバルチームのエースはなんと綾野剛さんだ!! 
この頃はまだ売り出し中ですよね。
カッコイイ♡♡♡

今見るとすごくお得感のある作品です。
オススメ。

 

<WOWOW視聴にて>

「奈緖子」

2007年/日本/120分

監督:古厩智之

原作:坂田信弘、中原裕

出演:上野樹里、三浦春馬、笑福亭鶴瓶、佐津川愛美、柄本時生、綾野剛

 

青春度★★★★☆

満足度★★★★☆