ハルおばあちゃんの名推理をふたたび
* * * * * * * * * *
フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。
奥の隅の席が定位置のハルお婆ちゃんは、知る人ぞ知る名探偵
―そして実は幽霊だ。
真以から風変わりな事件の話を聞くと、
たちどころにその謎を解き明かしてゆく。
様々な事件の背後に隠された、時にユーモラスで時に切ない真実とは?
大人気シリーズ、待望の続編がついに登場!
* * * * * * * * * *
このシリーズの前作「ハートブレイク・レストラン」は、
確かに読んだ記憶があるのですが、
ブログ記事にはなっていませんでした。
…そんなに昔のことだったんでしょうか?
それほど前のような感じはしないのですが。
というのも、本作の探偵役はおばあちゃんで、しかも幽霊という、
相当に特殊な設定なので、印象深いためなのかもしれません。
このハルおばあちゃんは、
とあるあまりはやっていないファミリーレストランにのみ出没。
このおばあちゃんを見ることができる人とできない人がいる。
主人公であるフリーライターの真衣が、
いろいろな謎をハルおばあちゃんに相談するのですが、
おばあちゃんは話を聞いただけでスルスルとその謎を問いてしまう。
まあ、典型的なアームチェアディテクティブです。
前作で、真衣はここで南野という刑事と知り合い、
ちょっぴり親しくるという、
ほんのりラブストーリーも交えてあったようなのですが、
残念ながらそちらの方はあまり良く覚えていませんでした。
ところが続きの本作では南野はもっと忙しい部署に異動になってしまい、
こちらにはほとんど登場しません。
その代わり、風変わりな女性刑事が登場。
その小椋刑事ときたら、ちょっと太めで大きな黒縁眼鏡。
ブッキラボウで尊大。
真衣はどうにも好きになれません。
ところが、何年か前に彼女は美人刑事として有名だったというのです。
その彼女がなぜこうなってしまったのか・・・?
この本は一応短編の連作ミステリで、
一つ一つの日常の謎を問いいていくわけなのですが、
このようなユニークな人物のサイドストーリーが楽しめるのもいいところです。
「ハートブレイク・レストラン ふたたび」松尾由美 光文社文庫
満足度★★★.5
![]() | ハートブレイク・レストラン ふたたび (光文社文庫) |
松尾 由美 | |
光文社 |
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フリーライターの真以が書斎がわりに使う、東京郊外の寂れたファミリーレストラン。
奥の隅の席が定位置のハルお婆ちゃんは、知る人ぞ知る名探偵
―そして実は幽霊だ。
真以から風変わりな事件の話を聞くと、
たちどころにその謎を解き明かしてゆく。
様々な事件の背後に隠された、時にユーモラスで時に切ない真実とは?
大人気シリーズ、待望の続編がついに登場!
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このシリーズの前作「ハートブレイク・レストラン」は、
確かに読んだ記憶があるのですが、
ブログ記事にはなっていませんでした。
…そんなに昔のことだったんでしょうか?
それほど前のような感じはしないのですが。
というのも、本作の探偵役はおばあちゃんで、しかも幽霊という、
相当に特殊な設定なので、印象深いためなのかもしれません。
このハルおばあちゃんは、
とあるあまりはやっていないファミリーレストランにのみ出没。
このおばあちゃんを見ることができる人とできない人がいる。
主人公であるフリーライターの真衣が、
いろいろな謎をハルおばあちゃんに相談するのですが、
おばあちゃんは話を聞いただけでスルスルとその謎を問いてしまう。
まあ、典型的なアームチェアディテクティブです。
前作で、真衣はここで南野という刑事と知り合い、
ちょっぴり親しくるという、
ほんのりラブストーリーも交えてあったようなのですが、
残念ながらそちらの方はあまり良く覚えていませんでした。
ところが続きの本作では南野はもっと忙しい部署に異動になってしまい、
こちらにはほとんど登場しません。
その代わり、風変わりな女性刑事が登場。
その小椋刑事ときたら、ちょっと太めで大きな黒縁眼鏡。
ブッキラボウで尊大。
真衣はどうにも好きになれません。
ところが、何年か前に彼女は美人刑事として有名だったというのです。
その彼女がなぜこうなってしまったのか・・・?
この本は一応短編の連作ミステリで、
一つ一つの日常の謎を問いいていくわけなのですが、
このようなユニークな人物のサイドストーリーが楽しめるのもいいところです。
「ハートブレイク・レストラン ふたたび」松尾由美 光文社文庫
満足度★★★.5