義理と人情。血の絆。
~何度見てもすごい50本より~

* * * * * * * *
何を今更・・・といわれそうなくらい、ポピュラーな名作ですが、
これもきちんと見たことがなかったので・・・。
私は往年の名作というモノにはほとんど手つかずですね。
これからも楽しみがたくさんありそうです。
何故今までまともに見ていなかったかというと、まあ、題材ですね。
マフィアの抗争劇なんてあまり興味がない。
でも、この作品、単にマフィアの抗争劇ではないんですね。
父と息子、兄弟。
その「絆」を巡る哀愁に満ちたストーリー。
ビト・コルレオーネは、イタリア、シシリー島からアメリカへ移住し、
巨万の富と裏社会の権力を築き上げた。
これは彼のそうした全盛の時代が過ぎ、
またアメリカの社会の仕組みも変化してきた二次大戦後からストーリーが始まります。
ビトの三男、マイケルは始め堅気として登場します。
父の生き方にはあまり賛同できないでいた。
ビトも、彼を大学に送り、彼にはまっとうな道を歩んで欲しいと思っていたようです。
ところが、ある時マイケルが父の危機的状況を救ったことにより、
後継者として頭角を現し始める。
次第に父同様のドンとしての資質を表し始め、また冷徹さをも身にまとっていく・・・。
こうした変貌が何かもの悲しく感じられるのは、
これが裏社会であるためですね。
マフィアの抗争、すなわち生か死。
ファミリーの一人が殺されれば、すぐに報復としてまた相手を殺す。
憎しみの連鎖は先細りにはならず、増大していくモノなのです。
義理と人情。血の絆。
洋の東西を問わず、裏社会ってどうしてこんなに似ているのでしょうね。
「ファミリー」は日本でも「一家」ですし。
マーロン・ブランドにアル・パチーノ。
まあ、なんて渋くてカッコイイ!
また、この哀愁たっぷりのテーマ曲が
こんなに映画にマッチしているということを確認できたことも収穫でした。
1972年/アメリカ/175分
監督・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ダイアン・キートン、ロバート・デュバル
~何度見てもすごい50本より~

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何を今更・・・といわれそうなくらい、ポピュラーな名作ですが、
これもきちんと見たことがなかったので・・・。
私は往年の名作というモノにはほとんど手つかずですね。
これからも楽しみがたくさんありそうです。
何故今までまともに見ていなかったかというと、まあ、題材ですね。
マフィアの抗争劇なんてあまり興味がない。
でも、この作品、単にマフィアの抗争劇ではないんですね。
父と息子、兄弟。
その「絆」を巡る哀愁に満ちたストーリー。
ビト・コルレオーネは、イタリア、シシリー島からアメリカへ移住し、
巨万の富と裏社会の権力を築き上げた。
これは彼のそうした全盛の時代が過ぎ、
またアメリカの社会の仕組みも変化してきた二次大戦後からストーリーが始まります。
ビトの三男、マイケルは始め堅気として登場します。
父の生き方にはあまり賛同できないでいた。
ビトも、彼を大学に送り、彼にはまっとうな道を歩んで欲しいと思っていたようです。
ところが、ある時マイケルが父の危機的状況を救ったことにより、
後継者として頭角を現し始める。
次第に父同様のドンとしての資質を表し始め、また冷徹さをも身にまとっていく・・・。
こうした変貌が何かもの悲しく感じられるのは、
これが裏社会であるためですね。
マフィアの抗争、すなわち生か死。
ファミリーの一人が殺されれば、すぐに報復としてまた相手を殺す。
憎しみの連鎖は先細りにはならず、増大していくモノなのです。
義理と人情。血の絆。
洋の東西を問わず、裏社会ってどうしてこんなに似ているのでしょうね。
「ファミリー」は日本でも「一家」ですし。
マーロン・ブランドにアル・パチーノ。
まあ、なんて渋くてカッコイイ!
また、この哀愁たっぷりのテーマ曲が
こんなに映画にマッチしているということを確認できたことも収穫でした。
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マーロン・ブランド,アル・パチーノ,ジェームズ・カーン,ロバート・デュバル,ダイアン・キートン | |
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1972年/アメリカ/175分
監督・脚本:フランシス・フォード・コッポラ
出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ダイアン・キートン、ロバート・デュバル