人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

PC改造(前編)

2007年05月14日 | ただの雑談
パソコンについてぼくはそれほど明るくない。そのぼくが自宅のPCにカスタムを施してみたので、いきさつとテンマツについて書いてみました。

10年前のモデルがほぼそのまま製造販売されているオートバイと比べれば、パソコンの進歩はまさに日進月歩と言えるはずだ。よってぼくの自宅にある5年前のモデルのPCはもうペケペケに違いない。最近はテレビ録画までパソコンでやるらしいし、大量の動画をやりとりするネットゲームも流行という(よく知らないけど…)。我が家のスペックでは対応不可能。
なんだけど、PCについてはぼくは比較的ライトなユーザーである。ネットでの情報収集、こういうウェブログ日記の書き込み、あとはデジカメで撮った写真の保存…。およそ自宅でPCを使うのはこの程度。5年前のモデルで特別困ることはないのだ。

だけど1つだけ小さな不満を抱えていた。それは起動に時間がかかるようになってきていたこと。電源を入れてから3分くらいはかかる。気が短いぼくには結構なストレスだ。昨年末ごろPCヲタ(たぶん)の弟に相談したところ「ハードディスクいっぱいなんじゃね?」との回答であった。

そう言われて実は思い当たるふしがあった。それがデジカメの写真。昨年カメラを買い換えてからやたらと写真ファイルの容量が重たくなったのだ。1枚3M程度と無駄に重い。重いが何となく最高画質で保存しておきたいという気持ちから、画質を落とすことは出来ない。動画に至ってはあっという間に数十メガを越える。妻がよくチビの動画を最高画質で録画しているが、こんなことをしているからあっというまにギガクラスの容量に達する。結果としてハードディスクの使用領域が随分増してきた。昨年末の段階で60GBの容量のうち既に半分が使用されていた。

そこで弟の助言を容れHDDのダイエットに挑戦してみた。画像ファイルは記録メディアに保存し、ハードディスクには溜め込まなければ良いのだ。
わがPCに搭載されている光ディスクメディアは「CD-Rドライブ」と「DVD-ROMドライブ」であった。CDには書き込みが出来るが、DVDは読むだけだ。
それまで書き込みメディアはCDで十分だろうという認識でいた。DVDの書き込みなんて動画に興味のないぼくには関係ないさと思っていたのだ。ところがPCに保存されているデジカメデータの容量は既に10GB超に達していた。以前は画像データを全部合計してもCD-R1枚に収まる程度の容量だったが、デジカメを買い換えてからわずか9ヶ月程度でこれだけに膨らんだのだ。よくもまあブサイクなチビの写真ばかりこんなに集めたものだ。
ひとまずは10枚のCD-Rを用意してこれを使い切るだけのデータを保存したのだが、作業そのものがかなり面倒であり、CDの保管も狭いウチでは邪魔だと感じた。また、後日メディアに保存してある写真ファイルを参照する際も大変だ。

考えてみたら、デジカメに挿入するメモリーカードは2GBのを奢ってある(前のデジカメは256MBで十分だった)。同じく携帯音楽プレーヤも2GB。ケータイは1GB。うーん自分でも知らないうちにギガクラスのメモリーを持ち歩くようになっていたんだな。そういやうちのPCはUSB2.0に対応していないため、リムーバブル領域からの読み込みの遅さも不便といえば不便…。
というわけでこの時「PC買い替え」の必要性を感じたのだが、ひとまずHDDの容量削減が済み当面の危機は去ったため、問題は先送りとなった。妻には「HDDが溢れるからさ、なるたけくだらん動画は撮るのはよそうよ」と話しておく。そう言われて残念がる妻を見て、すぐに発言を撤回した。いわれりゃ確かに道具のせいで機会を逸失するのもばからしいなあと思ったからだ。道具は使って役に立って初めて存在価値がある。
このPCについては近いうちに手を打たないといけない。

それから4ヶ月が過ぎ早くも問題再発となった。またも我が家のPCはチビがチョロマカ動き回る意味が分からない動画でいっぱいになっていた。この間に新しいウィンドウズも発売されたこともあって、再び「PC買い替え」が頭をもたげる。しかし相変わらずぼくのPCユーズはデジカメ画像データ保存以外では差し迫った不便を感じることはない。

そこで妥協策として見出したのが「書き込みの出来るDVDドライブの増設」であった。DVDメディアの保存可能容量は4.7GBもしくは両面や二層式に至っては9.4GBであるということ、ドライブも値段は1万円程度だし接続はUSBでOKという点を知り、即時導入が決定となった。これだけの容量を1枚のディスクに保存出来るならば、現在抱える問題のほとんどは解決できるからだ。また、近いうちに発生するであろう「PC買い替え」時にも、DVDを用いればデータ移行がラクになるに相違ないという目論みもある。
ところがちょっと調べてすぐに分かったのだが、現在販売されているこの手のいわゆる「外付け型ドライブ」については、各メーカーとも同等性能の「内蔵型ドライブ」を用意している。内蔵型というからには、PCを分解して取り付けるので面倒くさそうだ。一方でドライブを外に置かなくて済むから、コンパクトに収まるし、また値段も断然安い。もし両方選べるのなら、ぼくは内蔵型を選びたいと思った。

「この内蔵型って、ぼくのPCに使えるのかな?」

こう考え始めた瞬間から、ぼくのヲタク魂はあっというまに臨界まで達した。

(つづく)