人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

PC改造(後編)

2007年05月16日 | ただの雑談

メディアドライブを摘出
(下の方の2台。ハコの上に乗っかってるのはHDDドライブ)



まずは調査と情報収集だ。ネットを使って調べる前に、幸いぼくにはPCヲタ(たぶん)の弟がいるので、こいつを使わない手はない。さっそく質問をぶつける。

「かくかくしかじかで、古~いうちのPCに内蔵型DVDドライブってのを使いたいんだけどさ、規格とかってどうなってるの?っていうか、要するに使用可能?」

「んー、よっぽど古いマザーじゃなきゃ着くんじゃない?ちょっと調べとく」

ネット調査、外注完了。

マザーというのはテレサでもファミコンでもフランク・ザッパでもなくマザー・ボードというもののことらしい。まあ要するにでっかいプリント基板みたいなものだ。PCを構成しているあらゆるハードウェアは内部でこれに接続されている。ちなみに弟はPCをいわゆる「自作」して使用している。PCの中身なんてぼくにとっては全く興味も意味も無い世界であったが、突然視界が開けてきた。いま弟がGODに見える。偉いぞ弟よ、よく産まれてきた、この兄のために!いまお前は最高に輝いているぞ!この瞬間のためにお前はこの世に生を受けたのだァ!さあこの兄のためにッ!貴様の持っている全ての能力をイカンなく発揮する時が来たッ!さぁヤツを倒せ、この兄のためになああァーッ!!(ちょっと「北斗の拳」に出演してきます)

弟からは即日調査結果の報せが届いた。それによれば、ドライブは形状もインターフェースも規格化されてるから単にリプレイスすれば良いので、小難しく考えずとにかく空いてるスロットがあればそこにぶち込め、らしい。特にドライバ等も不要でまさにポン付け可能という。ディスクの規格にはDVD+だかRAMだか色々あるらしいが、念のためこれらを全部使えるドライブかどうかを確認せよという。なお、もしPC買い替えるんなら、今回買うドライブもそのまま流用して自作に挑戦すれば?とのこと。なるほど~。

ということで自作に関する書籍も購入。ひとまず細かいところは読みとばし、光メディアについての部分をよく頭に叩き込む。機械いじり全般が好きなのは男に産まれた特権なんだと思うぜー。なんでも昨今のPCはIDEだかATAPIだかいう規格に則ってHDDドライブと光メディアドライブが合計で4台までは内蔵できるキャパシティを有しているらしい。シリアルとウルトラと2種類のインターフェースの規格があるらしいが、我がPCのマニュアルにはそんなことは書いていないため実際にバラして目視するまではわからない。

ということで、さっそくその週の土曜に手術を施した。段取りとしてはとにかくまずは切開し既存の内臓ドライブを摘出すること。その後PCのスペックをメモし、また摘出した臓器をケータイで撮影。念には念を入れ、近所の家電量販店に出向き、クランケを示して間違いなく移植できるかどうかを聞いてから買うことにした。
開腹した結果、40ピンのコネクタとウルトラのIDEケーブルが用いられていた。よくわからない生兵法だから先生に尋ねる。

「こーんな古いマシンじゃ、規格も今と違います。ドライブにもATAPIって書いてないから、残念ですが内蔵は無理ですよ」

近所の大規模家電量販店の店員は写真とスペックデータを見ながらこう回答。マジですか?はっきり言って信じられない。再度自宅に戻ってネットで追加調査。PCはメディアドライブをもがれケースから剥かれてる状態だが、なりふり構わず起動(何かすごくヲタクになった気分がする)。

う~ん、やっぱり規格が違うっていうのがいまいちピンと来ない。どこにも「こういうケースは接続不可」みたいな情報がないためだ。普通に接続できると考える以外にない。
ということで、自作用部品を大量に取り扱うというアキバの某ショップまで人骨号を飛ばすこと60分。アキバのショップまで行けば先生どころではない神様が居るだろう。お告げに従えば間違い無いはずだ。それでダメなら大人しく外付けを選択すればよい。物価もアキバのほうが安そうだし…。
当日、付近は神田大明神のお祭りの日であった。氏子たちが神輿を担いでセイヤセイヤとにぎやかであった。低脳警視庁は交通整理に精一杯みたいなので、警官の目の前で堂々と路駐。

ショップの若い店員さん(バイト?)はぼく並に色白で見るからに「秋葉に棲息しています」という雰囲気のオーラをまとっているのだが、今は神様。むしろ威厳さえ漂っている。
「適当にお好きなメーカーのDVDドライブ選んでもらって間違いないです。付属ソフトの有無にだけ注意してください。」
頼もしい太鼓判つきのお告げが出た。ほうらね!神田大明神、万歳!

というワケでわずか5000円で内蔵ドライブを購入できた。ついでに人生初でDVD-Rも併せて買い、大事に持って帰り移植する。

最初から内蔵されていたドライブは先に説明したとおりCD-RとDVD-ROMの2台。ところが購入したドライブは1台でCDからDVDまで何でも書き込めるから、これからはこの1台しか必要ない。また元のドライブ2台いずれと比較しても重量は随分軽い。やっぱカスタムの基本は軽量化だよね!デスクトップPCが軽くなることの意味は分からないけど。

かくして当初の目論み通りにチューンナップ終了。前回作成した大量のCDRも晴れてDVD化に成功した!おかげで大量の「家族写真」「ツーリング写真」等を廃棄処分することになりました。欲しい人居たらあげます。それから摘出した旧内蔵ドライブもあげます。今更だけどDVDサイコー。
1箇所余ったメディアドライブスロットの利用方法はこれから調べる。なんかアキバのショップで取り外し&持ち運びOKの引き出し型のHDDみたいのを見た気がするからだ。

という感じで初めてのパソコン分解はなかなか楽しめた。今後は容量は気にせずに動画を撮りまくってくれと妻に話しておいた。

ぼくがこれからPCにハマるかどうかは知らない(すぐ忘れそうな気がする)。
コメント (6)
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