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VTR-F 慣らし終了

2013年07月23日 | バイク雑談
VTR-Fの走行が1000kmを超えました。
こんな感じで慣らしをしました。

■0~100km
 ノロノロ運転。エンジン回転は4000回転まで。

■100km~500km
 ノロノロ運転。エンジン回転は5000回転まで。

■500km~800km
 やや普通に運転。エンジン回転は5500回転まで。

■800~900km
 やや普通に運転。エンジン回転は6000回転まで。

■900km~1000km
 普通に運転。エンジン回転7000回転まで。

■1000km~1100km
 普通よりキビキビめに運転。エンジン回転8000回転まで。

現在こんなところです。
ワインディングなどで積極的な走り方をしない限り、8000回転以上はあまり使うものではないのですが、慣らしのために通常以上に負荷をかけます。

1000km超えたところで、ホンダドリームさんで初回点検とオイルとオイルフィルター交換をお願いしました。
オイル交換なんてお店でしたことがないのですが、初回点検時は全て工賃タダなので、敢えてオイル交換も頼んでみました(実費負担のみ)。
ホンダドリームさんはお勧め銘柄でG2・10w-40となっていたので、ご助言通りの銘柄にて交換。
キャブ時代のVTRで使用していたのと同じ銘柄なのですが、エンジンフィールがかつて乗りまわしていたVTRとそっくりになりました。
やはり、純正指定のG1の方が軽くトコトコと回ります。夏が終わったらまたG1に戻そうかなと思っています。

ついでに、リアサスのプリロードを固めてもらえませんか、と相談したところ、「出来ない」との回答でした。
曰く、
「VTRのリアサスプリロードは確かに調整可能ですが、メーカー公認ではない。無段階調整ということもあり初期設定には戻せなくなるので、直営ショップとして耐えられない」
という趣旨でした。
仰る趣旨はもっともなので、自分で固めることにしました。

実は、純正リアサスのプリロードを変えるためには、プリロード固定ナットをドライバー等の工具でガンガン叩かなくてはいけません。当然キズが入り仕上がりとして美しくないため、「もしかしたらショップで専用工具を用いてスマートに調整してもらえないかな」という思惑があったのです。出来ないということですので是非も無し、自分で調整します。


プリロード調整ナット


2枚のナットのうち、上側のナットの歯に適当な工具を当てがってハンマーでガンガン叩いて緩めます。逆ネジなどではないので、普通に左方向に叩けばOK。相当固く締められていますので、精度の高くて接触面積の広い工具を用いましょう。私は、何て名前の工具か忘れましたが、クラッチのロックナットに叩きカシメをいれる時に使った「鉄の棒」を使いました。ナットの歯はダメージを受けて100%ひしゃげますが、もはや気にしません。

上ナットが緩んだら、今度は下側のナットを同様のやり方で、逆に絞めこみます。こちらはそれほど固くはありません。
ご覧の通り、ナットには黄色いマーカーが付けられていますので、これを目印にして、ナットを何回転絞め込んだか覚えておくとよいでしょう。
私は丁度2回転、ナットを絞め込みました。
(つまり2回転戻せば、初期設定に戻せます。)

結果、リアサスの固さは程好くなりました。

そもそもどうしてリアサスを固くする必要があるのか。個人的理由を以下に書きます。

1.サイドスタンドでの停車時の安定度が増します。
 初期状態のプリロードでは、ツーリングで重い荷物を積んでいたり、もしくはちょっとでも右側に傾斜しているところに停車した際、いつバイクが右側に倒れるか心配なほどバイクが真っ直ぐに立ちます。
 リアサスを固めることで、停車時もバネが突っ張るので、倒れにくくなります。

2.車高が上がります
 176cm60kg弱の体型ということもあって、足付きで困ることは皆無。むしろ、もっと尻が上がっていた方が運転しやすい。
 なお、懸案の「尻の痛さ」については、その原因としてシート形状の方がサスよりもはるかに大きく、サスが固くてなってもほぼ無関係です。

3.コーナリングの安定
 乗り方によりますが、私はかつてローリング族の真似事などしていたこともあって、コーナー(←一般道のカーブをコーナーと呼ぶ時点で既に何か可笑しい)直前で強くブレーキをかけ、アクセル開度パーシャルで旋回の後、大きくアクセルを開けて脱出、という乗り方が身に馴染んでいます。
 バイクの挙動としては、まずコーナー寸前のブレーキによって相当ノーズダイブします。
 続いて旋回に入る直前、フロントブレーキをリリースするため、ダイブしていたフロントが浮き上がります。
 浮いたフロントをきっかけにバイクを倒しこんだら、後はアクセルを開けてリアからグイグイと加速します。

 この時に、リアサスが柔らかいと違和感を覚えるのです。
 ノーマルのプリロード設定では、倒しこみ前のブレーキリリース時にフロントフォークが一気に持ち上がり、想定以上に前輪がフワっするため、バイクを寝かせるのに違和感を感じます。
 さらに、コーナー脱出の加速時にもフロントが強く浮くため、前輪の接地感が乏しくなります。

 これらは、リアサスのプリロードが固い=沈み込みが固いほど、緩和されるようです。

もちろんフロントフォークの固さとのバランスもあります。フロントフォークはCB400SF用のイニシャルアダプター等を用いて調整が出来るらしいですが、フロントの固さはおそらく慣れでカバーできますので、当面はリアの程好いプリロード感で走り込んでみようかなと思っています。
なお、VTR-Fは、前車種VTR250-03型と比較した印象では、フロントフォークも柔らかめです。

今日はこのへんで。
コメント (9)
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