人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

VTRのノーマルハンドル

2009年08月29日 | バイク雑談
VTRのハンドルをノーマルに戻してみました。


作業中

購入した年(2004年)の冬に派手に転倒して曲げてしまって以来、HARDYという幅広・低めのハンドルを装備していたのだが、HARDYの幅広感がなかなか馴染めなかったためである。
実は、そのHARDYに交換した際、ハンドルに孔を開ける代わり、左スイッチボックスのツメを切除してしまったことから、後戻りはするまいと思っていた。
しかしもうどうでもよくなったので、戻してみた。
スイッチボックスのツメはプラリペアを使って復活を試みるつもりだったが、久しぶりにプラリペアを開けてみたら、リキッドが揮発して消えていたよBOY…。

そういうことで左スイッチはプランプランながら、ラクチンポジションの本来の姿に戻ったわけである。
私が付けていたHARDYは、多分1型2型と同じ程度の高さだったんだけど、アップハンに換えてみると全然違うね!幅が狭くなり、アップになったため、体感的に絞ったハンドルの珍走さんになった気分♪思わずヒャッハー言いながら蛇行運転しちゃったもん(ウソ)。


で、純正に戻して改めて気づいた社外ハンドルのメリットについて少々触れてみます。

1.ハンドル低い方が、取り回しがラク
重心とかと関係あるの?歩いて押すとき何故かバイクがやたらと重たくなった。

2.実際にアルミハンドルは軽い
手で持った感じ重さが全然違います。軽量化にこだわるひとには良いのかな。
そういう意味で、たとえ形状が純正と同じハンドルでも、アルミにするだけでかなり軽量化できるずらよ。
つうことで試したい人はどうぞ~。
コメント (4)
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ダックス(1)

2009年08月24日 | メンテナンス実演(その他)
さて、新しい患者に手をつけることにした。
ダックス50(ST50)というモデルは、1970年代を中心にモンキーとかの兄弟モデルとして発売されていたようだ。その後1995年に再発され、こちらはST50でなくAB26という形式となっている。
今回の患者さんは、再発モデルのAB26型であることが判明している。初年度登録は不明ながら、十数年前のモデルなら部品も大体出るだろう。
患者の主訴は「エンジンがかからない」である。それ以外も含めざっと見立てると、次のような状態。

1.ガソリン全て揮発し、タンクはサビサビ

ガソリンタンク


2.キックは降りる
3.キャブレター内部が緑色
4.フロントフォークのインナーチューブ、錆さび
5.チェーン真っ赤
6.バッテリー当然死亡
7.タイヤもかちこち

屋根下で5年ほど放置といった感じかな。

その他気づいた点として
●ハンドルが絞られている
●社外チタンマフラー装着
●社外アルミステップ装着
といった、カスタムが施されている。

今回の整備は転売目的ではなく、あくまでオーナーへ整備済で引き渡すためのものである。例によって手間賃無料で、部品代のみ実費請求とさせていただくことに。上記のような要整備箇所を伝えたうえでざっとした見積もりを適当に伝えたところ、予算は∞との回答。
さらには、表皮が劣化したシートと、純正マフラーも取り寄せたいとか。

ということで、金額度外視でメンテナンス開始。

まずは第一段階の復活としてエンジンを始動させるべく、燃料系統から手をつけねばなるまい。
キャブのガスケット類を注文。納期は若干かかるものの、入手可能であった。値段は数百円。
ガソリンタンクについては、サビの程度自体は酷くないので(ザクザクではない)、さび取り剤で対応することにした。用品店に行くと「花咲か爺」ほか色んな種類があってナニを選んで良いか分からなくなったが、とりあえずおっぱいが付いていたのでコレにした。やっぱ爺より乳だよね。3500円くらい。

錆取りおっぱい


続いてとりあえず走らすためにやらなくてはいけないこと。
サビだらけのフォークをまず何とかせねば。かつてスクーターのフォークがグリス式だったのに驚いたが、ダックスについては、フォークのダストカバーを剥がしてみると、オイルシールが封入されており、普通のオイル式のテレスコピックフォークのようだ。
ということでインナーチューブ等も注文。こいつは即納で出ました。2本で15000円くらいかな。

チェーンはシール式ではないので、タンクと一緒に処理しちまうのがベストでしょう。処理後はグリスを塗ったくっておけば当面いけるでしょう。

で、まずは燃料系統からバラしにかかります。
カブ系を見るのって、実は初めてです。えーっとどうやって外すのかな。
とりあえずガソリンコックを見てみる。ONとRESにそれぞれホースが刺さっている。
ガソリンタンクに直接付いていないコックを見たのは初めて。このコックはキャブレターに合体している。まずはココを抜いちまおう。結構固い。

ホースの抜けたガソリンコック


ホースがフリーになったので、ガソリンタンクを外します。ダックスのガソリンタンクは、フレーム内部に収められています。

タンクが収まってる様子


中々引っかかって上手く外れなかったのだが、どうもフレーム内のゴムクッションが抵抗になってて引きずり出しにくかった様子。
タンクの左側から来てるホースがONで、右側がRES(多分)。反対につけたらコックのレバーの向きが逆になってしまうアルよ~。

摘出後タンク


続いてキャブレター。じっくり観察したところ、ココを開けて取り外すことに。合ってんのかな。

インシュレータが無いので、ココで外した


緑色のやつがトロトロ垂れました。あの独特のガソリン腐敗臭が漂います(私はこのニオイ結構平気です)。
アクセルワイヤーがトップに刺さってるってことは、2ストスクーターとかと一緒のVM式。中のピストンとニードルも取り外して置く。

摘出したキャブ


意外なことに、一番取り外しが面倒だったのがエアクリーナーボックス。ステーのボルトが、フレームのエンジンハンガーにくっついてるのかな?14mmのスパナを咬ませ、ソケットを当てるんだけど、スパナ側の方がクリアランスが少なく、薄型スパナしか入らないんです。フレームにキズを入れないようトルクをかけるのが大変でした。
エアクリのエレメントも新品を取りました。

あとは室内作業。とりあえず家に持ち帰って今日は終了です。
次回はキャブ清掃とタンクとチェーンの錆取りかな。
コメント (6)
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メグミルク(by プアミルク)

2009年08月17日 | プアミルク(趣味の音楽制作)


プアミルクの曲です。打ち込みは使ってません。
貼れるかテスト。
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新しい患者

2009年08月02日 | メンテナンス実演(その他)
突然、ご近所から依頼が参りました。

こいつを直して欲しいのだと…。




現状:もちろん不動。

年式は90年代後半。最終型?
放置期間不明。
半野ざらし。
ガソリンタンクサビサビ。
フロントフォークインナーチューブサビサビ。

今まで扱った中では最も熟成が進んでいて、ほぼレストアの域ですね。
こいつは売りに出すのではなく、直った後はオーナーの手許に戻るそうです。
コメント (2)
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