人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

21時の精神異常者

2007年05月22日 | ただの雑談
DVDドライブ移植後のパソコンについては、BIOSの更新ダウンロードや、スタートアッププログラムの見直しや不要なサービスの停止、レジストリの改変等も行った結果、かなり快適な動作環境を得ることができた。なかんづく懸案であった起動時間も今までの3分の1くらいになった。USB2.0も僅か1400円で使えるようになったことだし、この2002年モデルのPCには今後も当面活躍してもらえそうな雰囲気だ。

さて、つい先日ぼくは実家へ赴いた。自宅と実家は隣の市だからスグソコなのだ(ちなみに妻の実家は隣の隣の隣の市)。この時、今まで気に留めたことがなかったが、実家に複数のPCが転がっていることに気がついた。これまでも「なんか無線LANのランプ(?)があちこちでチラチラ点滅してるよなぁ~」くらいは思っていたのだが、改めて意識して周囲を見てみると、何気に台数がすごい。
分布は弟の部屋と父の部屋が中心で、稼動しているマシンがデスクトップ4台にノート1台。残骸がデスクトップ5台にノート1台。これ以外に押入れ等にまだ隠されているかも分からないのだが、とにかく目視だけで最低11台のPCがあった。多くは弟が使い古したモノで、そのお下がりを今度は父親が使用し、そして弄くり倒し、さらにゴミになったものが散らばっている感じだ。残骸はいずれもバラバラにされていて部品取り状態。
この日弟は不在であったが父がいた。そういやぼくの父親は、決して広くはない家の中の、どの部屋に居ても常にノートPCとデジカメを携帯している、ケータイ以上に。この日もリビングでノートPCと一緒だ。よくよく考えると何か変だ。
父は、還暦を迎えて既に数年という年齢だが、ソフトであれハードであれ、ことPCの知識に関してはぼくのそれを優に上回る。過日のDVDドライブの件について話すと「何だお前はそんなことも知らんかったのか」という感じであしらわれてしまった。未だに現役で企業勤めが出来るのは、こういった特殊能力が重宝がられているおかげであろうか。身近だと中々気付かないことがが、少し尊敬してしまった。
ちなみに弟に至ってはやっぱり正真正銘のヲタクなんだと思うが、部屋を覗いたらサーバー役らしきPCを中心にLANが組まれ、無人なのにピコピコ光っていた。何が起きているんだろう。
お土産に128Mのメモリーを1枚もらって、「サイバーハウス」をあとにする。電気代、大丈夫なのかな。

まあとにかく、ぼく自身に関してはPCで出来ることがひと通り終わってしまったから、燃え尽き感は否めない。

ふう。真っ白だぜ。

そして今日もまた真っ白な朝が来た。
会社に出かける身支度をしているところ妻がこう切り出した。

「ゴメン、車ぶっけちゃった」

妻は「こすっちゃうカモ」の常習犯である。まあ危なっかしい運転ながら事故さえ起こしてくれなければとりあえずは構わないと思うが、物欲王の名を欲しいままにしているぼくとしては、やっぱり自宅の車をキズモノにされるのは純粋にムカツク。
今のAZワゴンに関しては、購入時こそ彼女が用意した現ナマでポンと支払ったが、考えてみたら彼女のカネはぼくのカネみたいなものだし(人骨家では「小遣い制導入案」こそぼくの必死の抵抗で廃案に追い込んだものの、結局ぼくの全収入を家庭のあらゆる支出に充当している。しかし妻の収入だけは妻が自分で管理している)、普段からぼくがオイル交換等のメンテナンスを行っていることもあるし、彼女としてもぶつけたことにはかなり気が引けたのだろう。
それに今までの実績からして、「クルマをぶつけた」という妻の申告を受けた際、100%の確率でぼくは「罵声を浴びせる」という対応をしてきている。ということで、妻は姑息なことにぼくがスグに家を出なくてはいけない出社寸前時刻を狙って申告してきたのだ。そうに違いない。おかげで彼女の目論見どおり、ロクに文句も言えずに会社へ出かけてしまった。

出がけに被害状況を確認してみたが、右側のリアフェンダーとバンパーにガリガリと線状のスリキズがあった。長さはマックスで30cmもあるだろうか。酷いものだ。自宅を出るときにガレージのブロック塀に擦ったものに違いない。左折時は教習所で教わる通り必ず「巻き込み確認」をするものであるが、車庫の入れ出し時には右側もぶつけないように見るクセが必要であろう。彼女がそんなことをしているのは今まで見た事が無いから、いつかやるんじゃないかな~とずっと心配していたのだが、案の定であった。凹みが発生していないのだけは不幸中の幸いであった。
それにしても毎日出し入れするんだから、感覚で分かるだろうに、何故ぶつけるのか。否、ぶつけることが出来るのか。体が覚えて無意識にする操作だったら、逆にぶつけられなくなるはずだ。クルマをぶつけた経験の無いぼくには分からない。

まあ、それはさておき。
会社で何気なく「板金っていくらかかるのかなあ」とネットで調べてみた。「キズ」とか「補修」とか入れると検索ですぐにヒットするのは、おなじみ「武蔵ホルツ」とか「SOFT99」だ。

そうか、自分で直すのも手だな!

ぼくはバイクにはうるさいが、はっきり言ってクルマは結構どうでも良い。なので、たとえ失敗しても後は野となれ山となれ的な気持ちがある。それに今は頭でモノを考えるより、何か行動をしていたい気がしてならない。かつてバイクのカウルの補修なんかをやっているから全く未知の世界でもないし、一度経験しておけば妻のカモ運転も恐るるに足らずだ。また、いずれはオートバイの外装補修にも応用できるかもしれない。

よしッ!今度はクルマだ!

ということで新しい遊びにありついてゴキゲンである。
家に帰ったぼくを迎えた妻は、予想外に上機嫌なぼくの反応をみて
「ゲッ!コイツとうとう頭おかしくなったか?!」
という感じで引きつった笑いを浮かべていた。

残念ながらマダである、フフフ~ン。
コメント (9)
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