人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

VTR-F 四国ツーリング 02

2014年06月29日 | ツーリングのレポート
2日目は徳島から南下して、まずは室戸岬を目指す。
このあたりは行ったことが無い。昔遊んでたゲーム「信長の野望 天翔記」には、この付近には海部城ってのしか無くって、鉄道も通っていないし、自分の中でのイメージはジャングルである(地元の方には申し訳ございません)。実態やいかに?!

基本的に国道55を南下する。
途中でツーリングマップルに書いてあるワインディングロードである南阿波サンラインなどというところへ突入も試みる。
何があったか!

海です。


海です。


海です。


海沿い、ところどころ平地が開けた場所に市街地がありますが、あとはほとんど海まで台地がせり出している地形。道路はたまに山側を迂回しますが、海沿いに小規模な漁村が点在しているようです。



ここなんか、台地が海までせりだして先端で削れていることが良く分かりますね。
なお、こういう岩にはなんか名前が付いてそうだなあと思って通過したら、果たせるかな「夫婦岩」って書いてしめ縄が張ってありました。

というわけで、ジャングルではありませんでした。日本にはありがちな海岸でした。
各地をバイクで走り回る以前は、日本の沿岸部には海+崖っぷちという地形が多いことを、知らなかったものです。

が、室戸岬近辺は本当にジャングルがあってね、遊歩道を兼ねて植生の展示もされていました。

岬から灯台を望む


室戸岬の上には24番札所のナントカ寺がありました。寺には興味がなくって、灯台からの景色を眺めに行ったらたまたま寺があったんです。
そういえば、前回四国を訪れた時は全然見かけなかったお遍路さんを、今回はやたらと見受けます。何故だろう?
この札所にも遍路さんが来てました。

24/88にて その1


24/88にて その2


後ほど地図に手88か所一覧を見てみると、実は多くがシーサイドに位置していることが解った。つまり今回のツーリングルートは必然的に遍路道と被っているのだろう。
それにしても23番が日和佐で、その次の24番までは75kmある。この間、結構歩いている人がたくさんいた。歩き遍路はかなりヘビーデューティですね!

つづく
コメント (3)
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VTR-F 四国ツーリング 01

2014年06月08日 | ツーリングのレポート
VTR-Fで初のロングツーリングに臨んだ。VTR-Fを購入したのが昨2013年であるが、2泊以上のツーリングそのものが4年ぶり。久々に旅ライダー気分を味わえたとともに、旅ライダーに特有の身のこなしというか、過ごし方といった、あの感覚を取り戻せた。新しいバイクへの愛着もひとしおだ。
先のポストで告白したとおり、家族を捨てて1人で遊んでいることに多少の罪悪感があるが、途中ではそんなことすっかり忘れていたよ。
今回の行先は四国とした。四国自体は初めてではないのだが、まだまだ行っていない箇所も多かったこと、並びに本来の第一候補であった東北地方がやはりまだまだ寒いことから、「四国シーサイド巡り」をもって、なんとなく旅の目標にした。出発時の総走行距離は、まだ3000km程度であった。カメラは何を持って行こうか迷ったけど、無難にMX-1とした。

とりあえず港まで自走。高速道路を使う。以前も書いたとおりだが、VTR-Fのカウルによる風防効果を改めて実感。以前のVTR-03と比べて高速巡行が格段にラクであり、アクセル全開なら軽々と150km/hに達する。上半身を前のめりに伏せれば、なお楽である(タンクバングにうつ伏せる。高速走行時はほとんど姿勢が変わらず疲れやすいが、これをやると体操になるので、良い)。実際、九州・四国・中国方面へ出掛けるため大阪南港発のフェリーをこれまで何度も使っており、そのため東京から琵琶湖あたりまで一気に走るということを以前からやっているが、この「一気走り」における疲労は、前機種と比べ体感で半分程度である。
とは言え、他のモデルと比べたわけではないので、この機種をツアラーと目すにはいささか抵抗はある。おそらくゼルビスには及ぶまい、が、とにかくグッド。

高速道のPAで出会うオートバイには、ハーレーの大群が多い。自分以外全員ハーレーとなると中々惨めな感もある。この時はさすがにのけぞった。

ハーレーの展示会にポツリ

いつかハーレーに乗ってみたい思いが、実は自分にもある。
しかし、今はその時ではない。今はVTR-Fを最高の相棒として気に入っている。ハーレーに勝る所有欲を満たしてくれるバイクだ。10年越しで、純正ハーフカウルの付いたVTRが出るのを待っていたんだから・・・要するに自分が一番カッコイイと思っている馬鹿である。
かつて大型も乗ったが、自分がVTの利点としている点は以下である。
・軽いと、コケにくい
・ハーフカウルは見た目も良く、高速が楽。また万一コケてもカウルへのダメージは少ない
・2気筒はプラグ代がかさまない
・キャブのメンテが楽(FIで関係なくなっちゃった)

ところで、新東名を全部走ったわけなのですが、非常に走りやすかったです。何故か。それは完成間もないおかげか、路面のツギハギが少ないのである。すなわち振動が少ない。これのおかげで楽だっということも考えられる。。

取り急ぎいったん淡路島に渡り、その西岸を県道に沿って最南端まで走ったので、最初は鳴門大橋の話からしよう。渦潮で有名な海峡がある。
淡路島側には道の駅があって、そこからも見学が出来るため、行ってみた。が、渦潮は発生しておらず、遊覧船が盛んに海峡を巡回している姿を目にするばかりであった。以上。

道の駅から、鳴門大橋の下に潜り込める


四国は徳島に渡る。時計回りに四国を一周してみる計画である。ただし、瀬戸内沿岸は都会なので面白みが少ないため、ここはパスして良い計画である。徳島県営の日峯大神子広域公園というキャンプ場に初日の宿を求めた。徳島県のWEBサイトによれば、自由利用のサイトである書いてある。予約など不要ということである。
ツーリングマップル(2007年版の古いのを使っている)には出てこない。スマホでグーグルマップで検索すればキャンプ場などゴマンと出てくる。以前はこんなことできなかったから、非常に便利だ。
酒やカップラーメンなどを購入し、いざ現場について看板を見て愕然とした。

「当キャンプ場は、日帰りキャンプ専用です」

そんなの聞いていないし、申し訳ないけど他に行く処もない。すぐそこにユースホステルが見えているが、何か賑やかな笑い声か聞こえてきて厭だ。何が何でもここで泊るしかない。そこで、サッと野営の陣を敷き、早々に酒をあおった。
県営公園だけあって、果せるかな、21時ごろに見回りの衛兵が現れ、怒られた。
「ここ、テント禁止になったんですよ~、あら~、張っちゃいましたか~。うーん、、」
「あうあうすいません知りませんでした、もう飲んでしまっており、身動きとれません」
「何も責任とれんよ、野犬が出ても知らんよ」
ということで、許してもらった。ごめんなさい。ゴミなど一切出すことなく、何事もなかったかのように撤収。

野犬は出なかった。



海沿いできれいでした。


遊泳禁止の看板があったんだけど、「泳がれん!」と書いてあって、ああ関西言葉だなあと思った。

なお、朝になり、テントのフライシートがカビだらけになっていたことに気が付いた。
このテントを開いたのは実に4年ぶりであろうか。それだけ長い間ロングツーリングを封印していたことになる。
とにかく、その場で出来る限りカビを拭き取って、よく朝日に乾しておいた。
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人骨 10th Anniversary

2014年06月04日 | ただの雑談
10年の月日が経とうとしている。私がこのうんこブログを始めてからである。ということにさっき気づいたので、今キーボードを叩いている。
「よく10年も継続したな」と一瞬思いかけたが、継続してはいなかった。1年以上放置していた時期もあるから、正しくは断続である。
そして、このようなアニバーサリー情報はこのウェブログをご覧になる方にとって何ら意味を為さない。閲覧者のニーズは、私の日記からごく僅かながら必要な情報を得ることであって、その日記が10年続こうが途中で死んでいようが、必要なことさえ書かれてあればあとは何でも良いことになる。

ついては、今後も、少しだけ誰かの役に立つことがあるかもしれない日記を、気が向いたら書いて行こうと思っている、gooブログというサービスある限り。
思えば、私が日記を断続できたのも、プラットホームであるこのサービスのおかげだ。先般、とある殺人犯が連行されるのをニュースで見た際に、連行される下手人が報道陣に対して「Yahoo!チャット万歳!」と叫んだとのことであったが、私も叫んでみようか。
gooブログ万歳!
何らの感慨もない。

それはさておき、先般リフレッシュ休暇と称する5連休をいただいたので、久しぶりに単身でロング・ツーリングを敢行した。妻子どもを容赦なく放置し(昨年また赤ん坊が産まれているにも関わらず。10年の間に勢いで子供3人です)、いい歳こいて250ccのちいさいバイクで四国地方を野宿等放浪してきたのである。
何たる不良中年であるか。家族に対する責任感が無いのか。バイクなんて危険な乗り物に好んで乗るとは父親失格。等と言われる。
否定のしようがないので、全てその通りである。併せて日頃育児に全く無関心であることを付け足しておく。家庭人失格といえる。常に今の主たる境遇に飽き足らない性格であり、もはやどうしようもない。今無いものを常に求め続けていないと、居ても立っても居られない。満足することのできない貪欲な性格である。妻には負担を強いているが、どうにも自分をコントロールできない。
加えて、数年前にアルコール依存症であることを診断されたが、通院は止めそのまま普通に酒を飲んでいる。適量をコントロールなんて出来るはずもなく、毎晩必ず破滅的な呑み方をしており、いつだって昨日のことは何も覚えていない。医師から平均寿命52歳と言われたが、もうそれで良いと思っている。あと15年以内に死ぬ計算となる。

願わくば、今際の際までこのウェブログで皆さんとお会いできますよう。取り急ぎ、10周年記念として、極めて参照価値の低いであろうツーリングのレポートでもしようかと思っている。

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