人骨

オートバイと自転車とか洋楽ロックとか

チャリンコで実験ツーリング

2007年05月06日 | ただの雑談

千曲川沿いのサイクリングロード


平成19年の子供の日、世間では変態なぼくのインテレクチャルなイマジネーションを大いにターン・オンするニュースで持ちきりであるが、それはこの際置いておいて産経WEBに譲りたい。
もう疲れたのであまり書かないが、妻の実家というか田舎というかがある長野県に何泊か逝ってきた。妻の親兄弟にチビを交えての帰省(帰省と言うにはやや語弊があるが、帰省に近い)である。

妻子のための運転手というのがぼくの重要な役目であるので、オートバイで参加することが出来なかった。そこでささやかな楽しみのつもりでクルマに積んだのが、まず携帯音楽プレーヤー。FMトランスミッターを買ったので、およそ30時間分に相当するプログレ音源に満たされた車内はまさに天国だ。組曲「夢魔」に合わせてチビが「アッ、アッ、アーッ!ッテイッタネ」等と一緒に歌っているのをみるとやや将来が心配だがあまり気にしない。それからもう一つ積み込んだのがMTB。車輪を外した状態なら我が家の軽自動車エィ・ヅィ・ウェイグンにも余裕で収まる。天気も良く空気もおいしい長野にあって、滞在中のある1日を使い、まるまる1日チャリンコでツーリングというのにトライしてみた。

チャリ用ウェアは、当日「しまむら」で買ったいかにもスポーツっぽいTシャツ短パンの上下で1700円くらい。しまむらサイコー。風を通すから涼しくて良い。とにかくこんなスポーツライクな服は着たことがない。

千曲川沿いに長野市まで続くサイクリングロードを往復、半日がかりで80kmは走ったであろうか。「姥捨山だって?!これしかないッ!」と、途中色気を出して山にへばりついたものの己の身の浅はかさを知り即断念。結局河原を往復しただけだ。

最終的には「川中島古戦場」でも見てくるかと思い、此処を目標点と定めて現地に到る。ところが例の大河ドラマ効果でクルマが行列を作っているためここはあっさりパス。近辺いたるところに「風林火山」がはためいており、さすが信玄公は長野でも偉大であると分かった。「典厩寺」という、川中島で死亡した信玄公の実弟信繁を祀る寺は、ブームにも関わらず地味地味でいい雰囲気であった。典厩とか左馬助とかそういうウンチクも無くは無いが、特にこんなところには寄らない。

腹が減ったから、古戦場近くのバカデカイ蕎麦屋でもり蕎麦でも食おうと考えたが、ここも入り口でファミレスみたいに名前書いて並んでやがるのでパス。近所のコンビニにベンチがあるのをみかけ、よしここで食べるかと考え「高級栗入りあんぱん」(¥105)を購入するも、直前になってどっかのカップルにベンチをぶん取られこれも叶わず。やむなくコンビニの壁にもたれて座り「オレは自由だ!」と脳内で叫びながらアンパンをむさぼる。

その後、帰り道のことを全然考えてなかったぼくは斃死寸前になる。アンパン食ったらパワーアップして元気に走れると思ってたのに、フラフラだ。バイクだったらガソリン入れれば走るぞ、どうなってるんだぼくの体は?意味がよく分からないので、コンビニでなんだか分からないビタミンゼリーみたいのを適当に買って飲んで、さらには河原の公園で昼寝をする等(マジで30分は寝た)、様々な工夫をこらし回復を試みる。なんかよくなった気がして、向かい風が吹き付ける河原をヒイヒイ言いながらなんとか妻実家へ辿り着く。
つくづくスポーツとは無縁に出来ていることがよくわかった。どう対処して良いのか全く分からなかったが、要するにぼくのカラダは4ストローク50cc程度なんだろう。


通りすがりの温泉ホテルが廃墟だったよ


結構途中に廃墟が多くて、中々悪くはなかった。
多分この調子なら、チャリンコで連泊ツーリングも出来るだろう。だけど道が平坦じゃないと長距離はキツそうだな…。
北海道で使えるか、どうか。人体メンテナンスも覚えてからでないと死ぬかもな。

なお既にまる1日が経過したが、筋肉痛は来てない。
明日来るんだろうって?
そんなわけないさ、アハハン。
コメント (6)
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