昨年の10月7日の記事で、日本から帰るとき、飛行機で話し好きな中国人に囲まれて大変だった、という話を書きました。
で、やっとこさ、逃れたと思ったら、北京首都空港で、
その一人が私を探してやってきました。
また来た、などと思っていたら、
「この日本人の方たち、ちょっと迷っているみたい。でも私、日本語わからなくて。
助けてあげてぇ。じゃあね」
ご婦人ふたり。ピックアップレーンにご案内して、一度、別れ、もう一度、偶然会ったときに、その方々が突然、アルバムを見せてくださいました。この旅のために準備されたそうで。
このとき、
「哎呀,天上掉馅饼!(空から(薄焼き)肉まん=棚からボタモチの意)」
と思いましたね。
日本でこの老北京の話をしてたんですが、心の中で戦前、北京で暮らした日本人の話を知りたい、しかしどうやって探そうかな~、と思っていたところで、なんとお二人は姉妹で小さいころ、北京で育ち、敗戦で日本に帰った。お母様は中国で亡くなられた。
今回、65年ぶりに、昔の北京の四合院の社宅を探しにきた。しかし胡同の名前だけで場所もわからないとか。
……名刺を出して、こういうものですが、とナンパいたしました。
ご一緒に探しにいって……、と続きは雑誌でどうぞ!