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歴史読本10月号 四合院と満族作家

2012年09月10日 | 老北京

北方の四合院というのは、まあだいたいこんな形をしています。
おっきいのはこれがいくつもつながって、回廊がついてたり。




四合院て、名前はよく聞くが、結局どういう建物なのか、なかなかよくわからない。今の北京の四合院が雑居化しているのもあります。

(北方の四合院の)ポイントは、

1.東南西北、四面房子ーつまり、中心線が南北をつらぬき
東西南北の四面が部屋のある建物でできている。
2.大門(絵では紅い、手前の、両脇に獅子とか座ってるの)は上から見て南側になる。そうすると、奥の一番いい部屋ー正房ーが南向きになるわけです。

3.この絵では見えませんが、正門を入ったところに、影壁という、壁みたいなのがある。
これは門に対して正面なら、外でも中でもOK。北京を歩いていると、ときどき、道に平行に大きな古風な壁が建ってます。
壁だけ、突然、何だ、という感じですが、これは豪邸の影壁で、だいたい向かいに巨大な王府があります。

 では中国人がこんな家を建てた本当の理由……、は雑誌を見てもらうとして、全部が正確に建てられているわけでもなく、こんなのもある。

 


 元の持ち主はたしか広州総督。あと革命、文革で持ち主は代わり、今、ご子孫はやっぱり近くの雑居四合院に、住んでおられるそうです。


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