伯備遠征③ ～引退間近！水臨キハ20～

全国にキハ20が走っているのは、茨城県のひたちなか海浜鉄道湊線と、岡山県の水島臨海鉄道水島本線の2か所のみ。そのうちの1か所、水島臨海鉄道のキハ20は、JR東日本から譲渡されたキハ30・キハ37・キハ38での置き換えを目前に控えており、「引退」の2文字が目前まで迫ってきています。
そんな水島臨海鉄道で撮影したキハ20の写真を、紹介します。


伯備線から離脱し、倉敷市駅から水島臨海鉄道に乗り込み一駅、球場前駅へやってきました。
撮影するキハ20は、時間の関係で夕方便の最後の1往復のみ。時間は18時前後で、天気は曇りということで露出は結構厳しい状態・・・。しかし、事前の情報で編成は国鉄色のキハ203+キハ205でやってくることが分かっていたので、国鉄色が撮影したい身としては絶対に失敗できない！

シャッター速度を若干遅めに設定し、露出を稼いで待つこと約10分。

木の向こうから姿を現しました。

54列車 倉敷市行　キハ203+キハ205　西富井～球場前
なんというかもう・・・感動が・・・(笑)
とにかく、カッコいいですよね。言葉が出ない・・・いや、そんなことはないか。感動しっぱなしといいますか、気持ちが高ぶってしまいました！
ボキャブラリー少なくてホントにすいません(＾＾;

後撃ちもしっかりと！

ライト点けていないので、「後撃ちです」と言われないとわからないですよね(笑)


このあと、倉敷市から折り返してくる列車を狙うために、倉敷市～球場前のポイントに移動しました。
撮影地に選んだ場所は第4種踏切で、「警笛が鳴る」ということに惹かれました(笑)

待つこと数分、遠くの方からゆっくりと近づいてきました。

53列車 三菱自工前行　キハ205+キハ203　倉敷市～球場前
今度はキハ205を右頭でいただきました！
でもなんか、同じような構図ばかりですね(＾＾;

こちらもきっちり後撃ち。

球場前駅で数十秒停車した後、ディーゼル音を響かせてゆっくり発車していきました。

結局、警笛は聞けませんでした。残念・・・。


昨年夏以来のキハ20でしたが、やはりいいですね！
新しく運行を開始するキハ30・37・38ともに国鉄色で運行されるらしいですが、元々国鉄色だったキハ30はともかく、キハ37とキハ38の国鉄色にはちょっと抵抗があります。特にキハ38は・・・(＾＾;
やはり一番しっくりくるのはキハ20です。定期運用離脱後、イベント用でもいいので、これからも水島臨海鉄道の看板車両として残ってほしいです。


ここで少し関係ない(？)話。
下の写真を見て、皆さんどう思いますか？

自分はこれを見たとき、「妙にスピード感のある写真が撮れたな・・・」と思いました。
けどこれ、見て分かる通り失敗作なんですよね。ピントはきっちりあっている(気がする)のですが。

右側に写りこんでいるものがスピード感を強調させている原因ですが、実際は踏切の看板なんですよね。線路の手前にあるものが、レンズを引きすぎたせいで写りこんでしまいました。
これが完全に車両に被ってしまうと見事なまでの失敗写真ですが、この写真のように写りこむと、スピード感が倍増するんですよね。まぁ、失敗作に変わりはないんですが(笑)
けど自分の中では、これはこれで面白い写真が撮れたなと思っています。この写真“しか”撮れなかったら泣きますけどね(＾＾;


下は、キハ20の動画です。こちらもぜひご覧ください！
【引退間近！】水島臨海鉄道 キハ20　＠2014.4.3(木)