少し前に池波正太郎が創作のため使った資料を基に街歩きをするテレビ番組を紹介しました。(→過去記事)
けれども池波正太郎自身が「江戸切絵図散歩」という本を出していました。無知ですね。
番組で紹介していた池波正太郎の風景スケッチもこの本に載っていますから、まったくの番組のタネ本ですね。
アジアの建築は木造が多く、耐久性があまりありません。
さらに東京は、明治維新、関東大震災、米国の空襲、高度経済成長期の無秩序な開発で、昔の建物はほとんど残っていません。
ですから、現代の街から江戸の町を想像する手がかりは、川や水路、そして起伏です。
起伏といえばNHKの番組「ブラタモリ」でも、タモリが土地の高低差に着目するところが面白かったです。
また、中沢新一の「アースダイバー」という本は縄文時代の地形を元に現代の東京の地理を考察した面白い本です。
東京の地名には「渋谷」「四谷」など「谷」を「や」と読む地名が多いのですが、「や」は窪地という意味なのでそうです。
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