和服と洋服をその形状から考えた場合最も違うのが体を包む方法である。
洋服は体の曲面に合われせて立体的に裁断・縫製され、和服は基本的に巻き衣draperyの系統に属する。
和服に見られるようなゆったりとした衣服は現在でもアジア・アフリカ諸国の民族衣装に多くみられる。
また西欧でも古くは巻き衣であった時代もあった。しかし、新、旧の比較ではとらえられない文化的差異というものがある気がする。
それは「包む文化」と「入れる文化」「当てはめる文化」の違いというようなものだ。
和服 洋服
風呂敷 鞄
褌 パンツ
と並べてみると、面白い。特に風呂敷の多彩な結び方は鞄とは対照的だ。
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