Steel Pan 珠(たまき)

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火曜日カリブリ動画掘り起こし/109曲目の1分曲/325曲目の日課。

2023-11-21 08:00:00 | スティールパンで童謡唱歌
火曜日、カリブリ、動画掘り起こしday!!!
カリビアンブリーズのYouTubeチャンネルで初めてアップした曲、それは『ピニャコラーダ』でした!

今日はそれをブログに貼ります!


明後日、11/23には、カリビアンブリーズのトリオ(ゆう、きみこ、たまき)で、甲府えびす講祭りに出演でーす!
ピニャコラーダも弾きますよ♡


そうそう、昨日スティールパンを弾きまくり、練習部屋の使用時間・終了10分前に思いついたメロディを1分曲にしました!
1年ちょっとぶりの"1分曲"更新です☆笑


*****♪*****

ではでは、本日の曲です。


11月21日。
スティールパンで童謡唱歌(325)
『島原の子守唄』
作詞:宮崎一章(康平)
作曲:宮崎一章(康平)


大好きな長崎!島原!
日本3大子守唄とされる曲、ラストは、長崎県の島原半島に伝わる子守唄です。

いやはや、この曲に"山梨"のことが出てくるとは…!!!
というか、前に聞いたことがあったけれど、忘れていました!!!

長崎・島原の子守唄…なのですが。
順を追って説明すると…!

◎島原市出身の作家である宮崎康平サンの奥様が家出をしてしまい、ひとりで子育てをしていた1950年ごろ(←なので、比較的新しい民謡ですって!)、歌って聞かせていた子守唄をベースにして、宮崎康平サンが作詞・作曲した曲が『島原の子守唄』だそうです。

◎しかし!
『島原の子守唄』は、なんと、山梨から古く伝わる民謡『甲州縁故節』を原曲としていたのだそう。
※『甲州縁故節』については後述。

◎当時、『島原の子守歌』の作者である宮崎康平サンと、それが山梨の『縁故節』が原曲であると主張する人たちの間で見解の食い違いがあったそうですが、現在は研究家などの調査によって『縁故節』が原曲だったことが分かっている…とのこと。


◎ともあれ、メロディや歌詞が広く国民に受け入れられたので、こんにちまで歌い継がれているのでしょうね。
(『縁故節』を知らずに『島原の子守唄』の方を知っている…という方のほうが多いのでは?と…思ってしまいました…自分自身もそうだったので。山梨の皆さま、ゴメンナサイ!!!…やまなし大使なのに…ダメじゃん?)


◎その後1973年10月に、NHKの『みんなのうた』で、シリーズ企画「お国めぐりシリーズ」第28弾として、『島原地方の子守唄』というタイトルで放送されたとのこと。


【歌詞引用】
1.
おどみゃ島原の おどみゃ島原の 
梨の木育ちよ 
何の梨やら 何の梨やら 
色気ナシばよ しょうかいな 
はよ寝ろ 泣かんで おろろんばい 
鬼の池(おんのいけ)久助(きゅうすけ)どんの 
連れんこらるばい 

2.
帰りにゃ寄っちょくれんか 
帰りにゃ寄っちょくれんか  
あばら家じゃけんど  
といも飯ゃ粟(あわ)ん飯 
といも飯ゃ粟ん飯  
黄金飯(こがねめし)ばよ しょうかいな  
嫁御ん紅(べん)な 誰(だ)がくれた  
唇(つば)つけたなら あったかろ  

3.
沖の不知火(しらぬい) 沖の不知火 
消えては 燃える 
バテレン祭りの バテレン祭りの 
笛や太鼓も 鳴りやんだ 
はよ寝ろ 泣かんで おろろんばい 
はよ寝ろ 泣かんで おろろんばい 


《甲州縁故節について》
◎縁故節とは…?
山梨の主に峡北地方(韮崎市や北杜市)で歌われてきた民謡だそうです。

大正時代に山梨県韮崎市の山岳会(白鳳会…あら〜、聞いたことある山岳会のお名前〜!!!(о´∀`о))の有志の方々が、その地域で歌い継がれてきた『えぐえぐ節』を編曲したのがはじまりとされているそうです。

当時登山ブームにあって、韮崎の山岳観光を全国に宣伝するために縁故節が作られた…とのこと。

昭和に入ると、山梨県代表の民謡として取り上げられるようになり、県下のお祭りなどで広く歌われるようになったそうです。


◎えぐえぐ節とは…?
『えぐえぐ節』とは、峡北地方(韮崎市や北杜市)、今の日野春周辺で歌われてきた仕事歌のことだそうです。

地場の古い民謡だそうなので、だれが作って、いつから歌われているのかは、わからないそうですが、少なくとも江戸時代の馬鈴薯(ジャガイモ)栽培が開始された頃にはすでにあったと言われているそうです。


◎そもそも民謡というものは、その地域で生まれ、歌い継がれてきたものであって、生活に根ざした歌…ですよね?
作者もわからないことが多いです。

文献に残る最古の民謡は200年以上に生まれた『こきりこ節(富山県)』と言われているそうですが、民謡自体はすでに飛鳥時代にはあったとも言われているとのこと。

田植えや祭りの歌、仕事歌、わらべうた、子守り唄など、それぞれの地域で日々の暮らしに根ざした民謡が自然発生して歌い継がれてきた…ということだと思いますが、、、

やはり、ここは「小泉文夫」先生の書物を読まねば!!!です。
積読・大量の書物あり!!!笑。



…ということで、原曲は山梨の『縁故節』と言われている『島原の子守唄』、お送りしました!
遠く離れているのに、なんかすごいね…という本日の曲でした。

明日からは、今まで忘れてたー!弾いてなかったー!という童謡唱歌!?をアップしていきます☆


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