赤い鳥さん『翼をください』の歌詞
ツバサヲクダサイ
words by ヤマガミミチオ
music by ムライクニヒコ
Performed by アカイトリ AKB48さん『翼はいらない』の歌詞
ツバサハイラナイ
words by アキモトヤスシ
music by ワカタベマコト
Performed by エーケービーフォーティーエイト
AKB48の『翼はいらない』の歌詞は当然、赤い鳥が1971年にリリースした『翼をください』を
意識したものであろう。簡単に要約するならば『翼をください』は現実逃避で、『翼はいらない』は
そのような態度をたしなめたような感じで、確かに「正しい」のではあるが、「空を飛べなくても
歩いていけるんだ そんなに急ぐことはないさ しあわせは待っている」と歌っているように
別に翼を持たずに歩いていくことで悲しみがなくなるという保障があるわけではない。そうなると
「翼はいらない」と言ったはいいものの、その後は個人の努力次第ということなのである。
これは『僕たちは戦わない』の歌詞にも感じたことなのだが、別に曲が悪いという訳ではなく、
「夢」を「希望」や「愛」で否定しようとしている不思議さをどのように解釈するべきなのか
戸惑っているのである。