MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『ファンタスティック・フォー』

2015-10-26 00:55:30 | goo映画レビュー

原題:『Fantastic Four』
監督:ジョシュ・トランク
脚本:ジョシュ・トランク/ジェレミー・スレイター/サイモン・キンバーグ
撮影:マシュー・ジェンセン
出演:マイルズ・テラー/ジェイミー・ベル/ケイト・マーラ/マイケル・B・ジョーダン/トビー・ケベル
2015年/アメリカ

子供向けSF作品の物語の傾向について

 主人公が自分たちの研究を発表したことをきっかけにリクルートされたり、クライマックスで地球と異次元を結ぶ「ポータル」の出現など全体的なストーリーの流れが驚くほど『ベイマックス』(ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ監督 2014年)に似ている。製作会社が違えば訴訟レベルほど酷似している。
 そのせいもあってか、例えば、主人公のリード・リチャーズが図書館でスーザン・ストームに『海底二万里』を見せて作者のジュール・ヴェルヌの偉大さを語るのであるが、物質転送装置を作ろうとしている人物がフィクションを称賛しているところで、本作が『ベイマックス』同様に子供向けの作品であることが分かる。このままでは4人は「アベンジャーズ」に参加するどころか続編の製作も厳しいであろう。


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