憲兵と幽霊
1958年/日本
‘足音’と‘見間違い’
総合 80点
ストーリー 0点
キャスト 0点
演出 0点
ビジュアル 0点
音楽 0点
資料によるならば、『亡霊怪猫屋敷』の公開が1958年7月13日で、『憲兵と幽霊』の公開が1958年8月10日である。この頃の中川信夫監督の絶好調ぶりを示している。 天知茂が演じる波島憲兵少尉は、明子と結婚する田沢憲兵伍長に嫉妬をしているわけではない。他人のモノになった女を寝取ることに快感を覚えるだけであり、自分のモノになってしまった途端に興味を失ってしまい、実際に、田沢憲兵を罠にはめて拷問により自白を強いて実の弟の田沢二等兵に銃殺させた後に、母親も自殺に追い込み、明子と関係を持ったことで波島は満足してしまい、明子が身ごもっても堕胎手術を強要する冷酷ぶりである。
しかしこの波島の‘性癖’はやがて自らを追い込むことになる。実は波島は中国のスパイとして張覚仁と手を組んでいたのであるが、張覚仁の情婦の紅蘭に夢中になっていたために、自分のモノになるまで自らの身を危険に曝さなければならなくなり、田沢憲兵伍長と田沢二等兵の瓜二つの顔が波島の認識間違いを悪化させて、身を滅ぼすのである。
戦争当時のことを勘案するならば、‘中国’に固執した日本人がアメリカを象徴する‘十字架’に悩まされて自滅したという比喩が、いつもの‘足音’と‘見間違い’による幽霊譚として上手く昇華されていると思う。
エンドクレジットで映る田沢上等兵と明子の2ショットも素晴らしい。
河本の母「息子は悪いことは何もしてない」(サンケイスポーツ) - goo ニュース
次長課長・河本準一「受給していたのは事実」、母親の生活保護不正受給を認め謝罪(ハリウッドチャンネル) - goo ニュース
お笑いコンビ「次長課長」の河本準一が会見当日、母親と電話で話した際に、母親から
言われた「しっかりしゃべってこいと言われた」というコメントの意味がいまひとつ分からな
かったなかったのであるが、河本の母親の発言で、その真意は分かった。フジテレビ系の
「スーパーニュース」の取材に対し、「(会見前に電話で)『しっかり頑張って話をしなさい。
一切そういう(不正受給の)事実はないんだから』と言いました。あの子は決して悪いことは
何もしていないですから」と応答しているところをみると、河本自身は不正受給を認めて
反省しているようであるが、河本の母親はいまだに不正受給をしているという認識はない
ようであり、つまり自分の無実をしっかり話せというのが、河本の母親の言い分なのである。
生活保護受給について、「(今は)受けていないです。まったく」と断言しているが、それは
既に明らかになっている訳で、問題となっているのは今年4月までの不正受給の事である。
つまり息子も手を焼くほどに質が悪いということなのだろうか