The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ルピナス・アルブス Lupinus albus

2021-09-20 10:27:57 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ハウチワマメ(ルピナス)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Lupinus albus、

和名:シロバナルピナス、シロバナハウチワマメ(白羽扇豆)、

英名:White Lupin、Field Lupin、葡名:Tremoceiro、

2014年4月23日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、

 

谷を見下ろす丘の台地で初めて見つけたシロバナルピナスの花。まだ咲き始めの若い花。キバナルピナスはいたるところで見るし、アオバナルピナスもときどき見かけるが、このシロバナルピナスはこの場所で初めて出会った。

 

タンポポやムスカリと混生。ルパン豆、または、ルパンビーンズ(ルーピンビーンズ、英: Lupinbeans、日: 葉団扇豆、羽団扇豆、ハウチワマメ)とも呼ばれる。(Wikipediaより)

 

白花ルピナス豆の塩ゆでは、地中海地方でビールのおつまみの定番として知られる。ポルトガルではトレモッソスといわれて、バルでビールを注文すると付け合せで出てくる場合がある。我家では定番常備食。

 

 

 

ルピナスという名前はラテン語でオオカミを意味するループスという言葉に由来する。牧野富太郎は、どんな土地でも育つたくましさがオオカミを連想させた。塚本洋太郎は、ルピナスが大地を破壊すると畏怖されており、そこからオオカミが連想されてこの名が付いたと著書で言及している。上記に対して中村浩は語源は狼ではなく、ギリシア語で悲哀を意味するルーペであると推定する。ルピナスの豆は苦く、噛んだ人が苦虫を噛み潰したような表情になることが、その根拠であるという。(Wikipediaより)(ルピナスを土に漉き込むと土地が肥えるとも言われるから大地を破壊は考え難い。)シロバナルピナス、ルピナス・アルブス Lupinus albus でした。  

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、学名からの直訳。属名の lupinus はラテン語でオオカミを意味する。土地を選ばずに生育旺盛に繁殖することから、土地を荒らすと考えられて付けられた名前。種小名は「白色の」の意。

シロバナルピナスはマメ科の1年草である。草丈は 30~120㎝ 程度となる。葉には長い葉柄が伴い、掌状に小葉を開く。4~6月頃、茎頂に総状花序を出し、白色で幾分暗青色を帯びた蝶形花を多数つける。花後の果実は長さ 6~8㎝ 程度の莢果であり、長さ 7~10㎜ 程度で暗褐色の種子を内包する。撮影者(ポルトガル在住)によれば、掲載した写真下のように、現地では、ビールのお摘まみの定番は本種の豆であるという。

本種は、南バルカン、プーリア・シチリア島・コルシカ島・サルデーニャ島・エーゲ海・イスラエル・パレスチナ・トルコ西部・オーストラリアなどの地域では帰化して野生化状態にある。更に、エジプト・スーダン・エチオピア・シリア~中欧・西欧・ロシア・ウクライナ~南北アメリカ~南部アフリカなどの地域では栽培化されている。(GKZ植物事典より)

 

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