写真では大きさが解りにくいが、石畳に使われる石灰岩のひとつの大きさは6センチほど。間の目地はセメントではなく、細かい土で埋められている。目地の幅は1センチほど。そんな場所にべリス・アンヌアが必死で花を咲かせている。
ベリス・アンヌア Bellis annua
キク科、Asteraceae、ヒナギク(ベリス)属、地中海沿岸地域原産、
学名:Bellis annua、
和名:ベリス・アンヌア
英名:Annual Daisy、
葡名:Margarida-menor、Margarida-annual、Margarida-do-campo、
2018 年 1 月 15 日、ポルトガル、アルガルベ地方で撮影、
©2018 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は、学名の音読みから。優しく可愛げに富んだ草姿から。属名は、ギリシャ神話に登場する森の妖精ベリデスに由来している。(ギリシャ神話では、ベリデスが姿を変えた時に出来た花がヒナギクだったという。)種小名は、「一年生の」の意。
ベリス・アンヌアは、キク科の多年草である。草丈は10~30㎝程度となる。茎の周囲は短細毛に覆われている。葉は根生し、ヘラ状の卵形。開花期は12~4月頃、茎頂に径3㎝程度の花をつける。花色は白色~桃色の舌状、花の中心の管状花が黄色という取り組み合わせが一般的である。(GKZ植物事典より)
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