The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ユーフォルビア・ポルトランディカ Euphorbia portlandica

2022-06-14 09:44:52 | ポルトガルの野の花

トウダイグサ科、Euphorbiaceae、トウダイグサ属、ヨーロッパ、大西洋沿岸地帯原産、常緑多年草、

学名:Euphorbia portlandica、

和名:ユーフォルビア・ポートランディカ、ポートランドスパージ、

英名:Portland Spurge、

2011年2月12日、2014年7月28日、9月7日、2015年1月24日、2月1日、12日、5月5日、2016年2月7日、16日、2020年6月17日、7月8日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ユーフォルビア・ポルトランディカ Euphorbia portlandica の花。花の直径は8mmほど。草丈は10~20cmほど。

 

葉は楕円形~スプーン形で灰緑色。密集した散形。花序に黄緑色の花がつく。

 

和名のトウダイグサ(灯台草)属は形が燭台に似ることから。園芸植物などについては学名の英語風読みのユーフォルビアで呼ばれることが多い。学名の Euphorbia は、ヌミディア王ユバ2世に仕えたギリシャ人医師エウポルボス (Euphorbos) に由来する。ユバ2世の一人目の妻はマルクス・アントニウスとクレオパトラ7世の娘クレオパトラ・セレネである。

 

エウポルブスはサボテンに似たユーフォルビア植物が強力な瀉下薬となることを記した。紀元前12年、ユバ2世は、侍医のアントニウス・ムーサの像を作ったアウグストゥスに応えて、この植物の名前をエウポルブスから名付けた。ユバ2世自身は、芸術および科学の著名なパトロンであり、いくつかの探検や生物学的研究の後援をしていた。彼はまた著名な作家であり、博物学に関する論文や最もよく売れたアラビアへの旅行案内といったいくつかの専門書や一般向けの学術書を書いている。

 

Euphorbia regisjubae(ユバ王の Euphorbia)は、博物学におけるユバ王の貢献とこの属を表に出した彼の役割を称えて命名された。植物学者のカール・フォン・リンネはエウポルブスを顕彰し、この「Euphorbia」を属名として採用した。(Wikipediaより)ユーフォルビア・ポルトランディカ Euphorbia portlandica でした。   

©2022  MUZVIT

 

 

(GKZ植物事典より) 属名は、ローマ時代のモーリタニアの医師 Euphorbus の名に因んでいる。種小名は「ポートランド島の」の意。

ユーフォルビア・ポルトランディカはトウダイグサ科の多年草である。本種は、原産地の項に記した地の沿海地に見られる砂浜に近い草原や砂丘、崖などに自生の見られる野草である。草丈は10~20㎝程度となる。葉は長さ8~13㎝、幅2,5~3,5㎝程度の長楕円形~倒披針形で茎に互生する。葉は主脈部位で中折れ状で舟底型となり、縁部は全縁であるが、先端部は幾分尖る。葉色は灰緑色となる。4~6月頃、茎頂に杯状花序を出し、径1㎝程度で黄色い小花をつける。(GKZ植物事典より)

 

 

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