オオバコ科、Plantaginaceae、クワガタソウ(ヴェロニカ)属、イベリア半島原産、
学名:Veronica nevadensis、
葡名:Verónica-das-neves、
2009年6月21日、2016年6月15日、16日、7月17日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で撮影、
ヴェロニカ・ネヴァデンシス Veronica nevadensis の花。ヴェロニカ属はオオバコ科の中で 500 を越す最大の種を持つ属。
花の直径は 8ミリほど。草丈は 10センチほど。
標高 1900 メートル付近の小川のほとりで確認。
他の草に埋もれるように、たくさんの花をつけていた。ヴェロニカ・ネヴァデンシス Veronica nevadensis でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は聖女ベロニカの名に因んでいる。種小名は「(イベリア半島)シェラネヴァダ山脈の」の意。
ヴェロニカ・ネヴァデンシスはオオバコ科(←ゴマノハグサ科)の多年草である。本種は、イベリア半島の標高 1300~3100m 級高地で酸性土壌の幾分水に浸ったような牧草地や泥炭地・沼地等に自生の見られる野草である。概して岩の割れ目等に自生することが多いと言う。茎は幾分軟質で、赤味を帯びている。草丈は 5~30㎝ 程度となる。根際から出る葉は楕円形~披針形でロゼット状となる。茎葉は長さ 2~5㎝ 程度で茎に互生する。葉は濃緑色で表面には幾分光沢があり、縁部には鋸歯を持ち、先端部は円頭、基部では茎を抱く。5~7 月頃、茎頂に総状花序を出し、径 1㎝ 程度の花をつけ、下方から上方へと咲き上がる。花冠は 4 裂し、花色は青紫色で、濃青色の条紋が入る。(GKZ植物事典より)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます