アカバナ科、Onagraceae、アカバナ(エピロビウム)属、
学名:Epilobium obscurum、
和名:エピロビウム・オブスクルム、
英名:Dwarf Willowherb、Short-fruited Willowherb、
葡名:Epilóbio-serrihad、Erba-bonita、
2009年6月21日、2016年7月17日、9月25日、2017年5月23日、2018年6月20日、ポルトガル、ベイラ地方で、2016年9月25日、バイラーダ地方で、2016年10月27日、コスタ・アズール地方で撮影、
エピロビウム・オブスクルム Epilobium obscurum の花。標高 1000 メートルほどの山岳地帯の湧き水が流れ出る側で確認。
走出枝をだす多年草。葉は対生し、楕円形で鋸歯がある。葉のついた総状花序に、径 7~10mm でピンクの 4 弁花をつける。
花弁の先端には深い切れ込みがある。草丈は 30~80cm。
成熟した実は長いサヤをつくり、大きく弾けて種を飛ばす。
エピロビウム・オブスクルム Epilobium obscurum でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の ion(=スミレ)と epi(=上)lobon(=鞘)の3語の合成語であり、この属の植物は紅紫色の花が茎頂につく様子から。種小名は「暗色の、曖昧な、不明瞭な、目立たない」の意。
エピロビウム・オブスクムは、アカバナ科の多年草である。本種は、ヨーロッパ全域に分布し、標高0~1000m程度まで自生が見られる。概して泥炭地や珪質土壌地帯で水気の多い地に自生する。草丈は30~80㎝程度となる。。葉は長さ4~12㎝程度の楕円形~長楕円状披針形で、縁部には粗い鋸歯を持ち、先端部は鋭頭となり、基部では葉柄を持たず茎に対生する。葉の両面には軟細毛がある。6~8月頃、径5~10㎜程度で紅紫色の4弁花をつける。花弁の先端部は2浅裂する。花柱は4大裂する。花後には長い蒴果をつけ、熟すと弾けて種子を飛ばす。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます