The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ヴィキア・ダジカルパ Vicia dasycarpa

2021-03-12 10:10:14 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ソラマメ(ヴィキア)属、ヨーロッパ地中海沿岸地域~西アジア原産、1年草または多年草、

学名:Vicia dasycarpa、Vicia villosa、

和名:ナヨクサフジ(弱草藤)、

英名:Hairy Vetch、Hodder Vetch、Winter Vetch、Sand Vetch、Wooly-pod Vetch、Wooly Vetch、Cardyne Vetch、Todder Vetch、Lana Vetch、Smooth Vetch、Thick-fruited Vetch、

葡名:Ervilhaca-dos-cachos-roxos、Ervilhaca-peluda、Ervilhaca-vilosa、

2013年、2018年5月10日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2011年6月10日、2016年6月15日、2018年6月20日、ベイラ地方で、2017年5月23日、2018年5月15日、アレンテージョ地方で撮影、

 

ヴィキア・ダジカルパ  Vicia dasycarpa の花。つる性一年草。

 

花期は5月~8月。花弁の長さは6cmほど。

 

草丈はつる状に伸び、150cmほど。

 

果実は美味しそうだ。和名は「弱草藤」とあるが、ポルトガルでは勢い良く他の草に絡み付いて繁茂している。

 

ヴィキア・ダジカルパ  Vicia dasycarpa でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より)和名は、茎が軟弱なクサフジの意から。属名は、ラテン語の「巻き付く(vincire)」に由来している。種小名は「長軟毛のある」の意。

ヴィキア・ディスペルマはマメ科の蔓性1年草である。茎は太く柔らかく、蔓長は1~1,5m程度となる。軟細毛を密生し、葉は全部で10対前後程度の小葉で構成された羽状複葉となる。葉の先端部位は5岐した巻きひげとなる。小葉は、狭楕円形~広線形で、先端部は尖る。5~8月頃、枝先の葉腋から総状花序を立ち上げ長さ6㎝程度の萼筒を持った紅紫色の蝶形花を10個前後つける。花後には長さ2~4㎝程度の莢果をつけ、茶色に熟す。本種は、18世紀には北米で栽培を始められ、今日、帰化状態にある。我が国でも、緑肥として導入され、逸失した本種が帰化状態にある。

 

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