
今年の夏はカボチャが豊作となった。というのも、北海道産のカボチャがおいしかったので和宮様のご命令で取っておいた種を3月に種を蒔き、5月にその苗を畑の端に定植をしたものだ。今までは、ほとんどがイノシシやシカや虫の餌食になってしまった失敗の黒歴史が続いていたので、今回は防獣柵の中に植え付けさらに防虫カバーをしたので20個以上の収穫となった。
さっそく、近隣におすそ分けしたところ、けっこう好物にしている家も多くおおいに喜ばれた。たしかに、カボチャ栽培は広い場所を占領するし、動物の格好の餌ともなる。
最近はカボチャをそのまま輪切りにしてレンジでチンをしてそのまま食べるようにしている。何もつけないで素朴な甘みを楽しもうというわけだ。言い換えれば、忙しい農作業の手間を少しでも省きたいという面もある。しかも、カボチャは栄養分の塊であるとともに糖尿病や抗酸化作用にも活躍する。
カボチャの種は世界各地で食用にもされ、塩炒りがうまいという。ビタミンやリノレイン酸の宝庫でもある。だもんで、今までの放任栽培を反省しなければならない。ツルの育つ方向はいつも雑草の多い畑の脇に伸ばしているので、収穫はその雑草をかき分けてはじめて実の存在を発見するという体たらくだった。ほんとうは、活着した親ヅルを摘心しなければならないのに、放任のままだったので、ツルが伸びている割には実が少なくなってしまっている。
なお、この品種は市場を席捲している西洋カボチャの「えびす」のようだ。スーパーでは外国産のものも多く出回っており、消費者は一年中確保できる環境にある。