山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

声もスタイルも地味だけど

2020-04-17 20:50:28 | 生き物

 昨夜のこと、毎日のように飲んでいるコーヒーを突然飲みに来た闖入者がいた。翅をバタバタさせているから昆虫であることは確かだ。近づいても逃げようともしない。しばらくたってやっと落ち着いたので見てみると、バッタであることがわかった。

          

顔の先端は尖がっていて、眼は小さくてかわいい。しかし、顎は強そうだ。口の周りが赤いのが食いついたら首をも残しても離れないという「クビキリギス」。口の周りが黒いのが体色が渋色の「シブイロカヤキリ」。したがってこの闖入者はシブイロカヤキリということになる。

   

 コーヒーカップからなかなか離れないシブイロカヤキリに対し、がまんしていた当局は犯人を強制排除を強行。それでも逃げようともしないで茶碗にしがみついている。ただし犯人は、イネ科の硬い植物をかみくだすほどの顎の持ち主。かまれると出血するそうなので慎重に護送して山に釈放。家のまわりでは「ジャー…」とけっこう大きな周波数で連続的に鳴いていた。どうも鳴いていたのは心配していた仲間らしい。耳鳴りとそっくりの鳴き方なので間違えやすい。

 バッタには、鳴くのが得意な部族と跳躍が得意な部族がいるようだ。鳴く部族は運動能力が苦手、跳躍部族は声を出さないなどの特徴がある。バッタにも得意・不得意があることを知る。自然界の奥行きは深く多様である。

  

       

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