山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

トロロアオイのド根性健在なり!!

2024-09-09 22:43:18 | 植物

 10年以上前だったか、「オクラ」の種をネットで買ったらおまけについてきたのが、「花オクラ」こと「トロロアオイ」の種だった。そのこぼれ種が毎年わが「陣地」のどこかで花を咲かすのだ。わが「野生化農法」の、いや「放任農法」のエリートでもある。そんなトロロアオイがなんと、わが駐車場入り口で咲いていたのだった。そこは土がまったく見えない所だ。コンクリートの「ほつれ」の隙間から芽を出したらしい。最初は駆除しようかと思ったが、いつものようにめんどくさいのでそのままにしていた。すると、灼熱の熱波と排気ガスを受けながらも見事な花を毎日咲いてくれている。

 

 この花はエディブルフラワーとして食べられる花でもある。味はやはり控えめだがねっとりしているのはオクラの仲間であることを証明している。生のままサラダにしてもいいし、酢の物や天ぷらがお薦めだ。しかし、でかい花びらを収穫するのは罪悪感に襲われてしまうので、採らないでついそのままにしてしまう。一日花なので今日の花は明日にはない。青空の下の清新な花を何度も被写体にしたことだろう。

   

 花の中央は、赤紫色の花柱の先が五裂して、おしべが柱頭と合着しているのがわかる。花言葉は「知られぬ恋」というが、一日花の短い命のはかなさを意味するらしい。昨年は200粒ほど収穫してバタフライガーデンに撒いたけど、全く芽が出なかった。畑には勝手に芽が出るのでそれは駆除しているというちぐはぐの結果があるのみだ。だから、コンクリートからド根性トロロアオイが毎日花を咲かせてくれるというのは奇跡的だと言いたいのだ。

  花の中に、じっと動かない5mmくらいの甲虫がいた。はじめはマメコガネかなと思ったが、小さ過ぎる。調べてみたら、「クロウリハムシ」のようだ。ウリハムシと言えば、ウリ科の野菜の食害で有名だ。卑近な例で言えば、ウリ科の代表的な野菜はキュウリだが、ウリハムシはまさに主要な敵と言っていい。柔らかい葉は大好きで、虫よけカバーをしていないと見事に葉が無くなる。

 完全無農薬でやっているわが菜園はオレンジ色のウリハムシの絶好のえさ場になってしまう。その体験からすると、黒いウリハムシはあまり見かけない。というか、ひどい食害はしないらしいのでオラたちが気が付かないだけのようだ。

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