以前、川崎の「生田緑地」でよく見かけた野鳥が「ツグミ」だった。飛び跳ねては止まって胸を張るという繰り返しの動作が飽きなかった。まるで、「だるまさんが転んだ」を遊んでいるような鳥だった。5年前(2016.2.24blg)にも畑で見かけたので久しぶりの出逢いとなった。
そう言えば、朝に和宮様が「眉と頬を白い珍しい鳥を見たがなんの鳥じゃろか」というので、「はっ、ホオジロかもしれませんね」と答えると、「いや、大きさはスズメより大きかったわいな」という。たまたま夕方ヒヨドリくらいの大きさの褐色の野鳥が驚いて地面から樹に逃げたのをカメラでキャッチ。遠くてわからなかったが、胸を見るとゴマ塩の黒班模様だった。これは生田緑地でたびたび見ていた「ツグミ」に違いないと確信する。
画像を和宮様に見せると、「これじゃ、これじゃあ」と叫ぶ。二人は同じツグミをそれぞれ見ていたのに違いない。おっとりしているのがジョウビタキと似ている。カメラを向けると普通の鳥はすぐ察知して逃げ去るがこの両者はすぐには逃げないのがいい。
和名は、冬に飛来した時に聞こえた鳴き声が夏には聞こえないので、口をつぐんでいるのではないかということで「ツグミ」となったという説がわかりやすい。