みっちゃんのオープンガーデンは、春に咲く山野草がじわじわと花をつけ始めようとしている。 「フッキソウ」は、低いながらツゲ科の樹木なのだ。 葉は常緑でよく「富」み、実は真珠のような白い高「貴」なようすから、「富貴草」と名がついたそうだ。
「ショウジョウバカマ」(ユリ科)は漢字で書くと「猩々袴」と書き、花の様子が猿の「猩々」に似ているというところから名がついた。
「イチリンソウ」(キンポウゲ科)はキクザキイチゲとそっくりなので違いが難しい。キクザキイチゲの葉柄は基部が広がっている。「柄」がないのが「ニリンソウ」。
「ニリンソウ」は雑木林のちょっとした日陰に出会うことがある。 群生は壮観だ。
「ヒトリシズカ」(センリョウ科)は、静御前の舞姿に見立てたという素敵な名前がついている。 名づけ親の感性が素晴らしい。
このほか、フクジュソウ、シュンラン、カタクリ、イカリソウ、オキナグサ、エイザンスミレ、ハナニラなど、庭の隅々まで見ていくと思わぬ発見がある。 コンサート会場のみっちゃんの庭も優れものである。